エヴェレストを1週間に2回登頂 ネパール人ガイド、最多24回目

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Image caption 23回目のエヴェレスト登頂に成功した時のカミ・リタ氏

ネパールのシェルパ(山岳ガイド)が21日、世界最高峰エヴェレストの24回目の登頂に成功し、世界記録を更新した。直近の2回は1週間以内に上り下りを繰り返した。

カミ・リタ・シェルパ氏(49)は、今月15日に23回目となるエヴェレスト登頂に成功。そのわずか6日後の21日朝に、世界記録を樹立した。

エヴェレスト登頂記録としては、3人が21回成功している。うち2人はすでに引退しており、もう1人のシェルパ(39)は今季、中国側から22回目の登頂を狙っている。

カミ・リタ氏はもうすぐ50歳だが、まだ引退する気はなく、今後もエヴェレストに登り続けたいと話す。23回目の登頂を前に、BBCの取材に「まだ数年は登れる」と宣言し、こう話していた。

「私は健康だ。60歳までは行ける。酸素を持っていけば、たいしたことじゃない」

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Image caption 世界最高峰(8848m)のエヴェレスト

カミ・リタ氏がガイドとしてエヴェレストに初登頂したのは1994年だった。

「記録を作ろうなどと思ったことはなかった。登山で記録が作れるなんて知らなかった。知っていたら、もっと早く登り始めていた」

「シェルパの貢献、忘れられる」

エヴェレスト山頂を目指す外国人登山者たちは、経験豊富なシェルパと登るのが一般的だ。シェルパは道を整え、ロープを張り、必要な物資や酸素を運ぶ。

カミ・リタ氏は言う。

「シェルパが頂上までロープを張る。外国人はインタビューを受け、エヴェレストは簡単だとか、自分たちは勇気があるとか話す。彼らはシェルパの貢献を忘れてしまう。シェルパは登頂を成功させようと苦労する。シェルパは苦しい思いをする」

「すべての山に女神がいる。女神を幸せなままにしておくのが私たちの務めだ。登山を始める何カ月も前から祈り始め、女神の体に足を乗せることに対して許しを請う」

(英語記事 Sherpa sets record with 24th Everest summit

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