バイデン陣営、トランプ氏の中傷は「職の品位にふさわしくない」と批判

Former US Vice-President and Democratic presidential candidate Joe Biden speaks during a campaign kickoff rally, May 18, 2019 in Philadelphia Image copyright Drew Angerer/Getty
Image caption 2020年米大統領選の民主党候補を目指すジョー・バイデン前副大統領(18日、フィラデルフィア)

2020年米大統領選に出馬し、民主党最有力とされるジョー・バイデン前副大統領の陣営は28日、ドナルド・トランプ米大統領が北朝鮮と同調してバイデン氏を中傷したことについて、大統領職の品位にふさわしくないと批判した。

トランプ大統領は27日、訪問中の東京で記者会見した際、北朝鮮がバイデン氏を「IQの低い人物」と呼んだことについて、自分も同意見だと発言した。トランプ氏は前日にもツイッターで、バイデン氏を北朝鮮が「低脳」と罵倒したことについて自分は「ほほ笑んだ」と書き、歓迎する姿勢を示していた。

バイデン氏は現在、来年の大統領選でトランプ氏に対抗する民主党候補の最有力と見られている。

米政界では冷戦時代から、国内でどれほど争っていても米政治家同士がその対立を国外に持ち出してはならないという不文律があったが、トランプ氏はそれを無視した形だ。

トランプ氏は訪日中に繰り返し、バイデン氏を「寝ぼすけジョー」というあだ名など、様々な形で中傷し続けた。

バイデン陣営のケイト・ベディングフィールド選対本部長は28日に声明を出し、「大統領の発言は、大統領職の品位にふさわしくない。戦没者追悼記念日に外国にいて、血なまぐさい独裁者に繰り返し同調して、同じアメリカ人の前副大統領を攻撃するなど、言語道断だ。大統領は一環して、この国の根幹をないがしろにし、独裁者を温かく歓迎してきた」と批判した。

これに対して、ホワイトハウスのサラ・サンダース大統領報道官は26日、東京から中継で米NBCの番組に出演し、トランプ氏と北朝鮮の金正恩(キム・ジョンウン)朝鮮労働党委員長は「バイデン氏への評価で一致している」と述べた。

サンダース氏はさらに、「このプロセスにおいて大統領は(金委員長との)関係を重視し、非核化に向けて確実に進むことを大事にしている」と付け加えた。

トランプ氏は、バイデン氏が4月末に出馬を表明して以来、たびたびバイデン氏を批判してきた。今月20日のツイートでは、「(民主党から出馬している)バーニー・サンダースはもうおしまいみたいだ。寝ぼすけジョーが優勢で、考えてもみてよ。僕がここにいるのはひたすら、寝ぼすけジョーと、彼を1%のごみためから引っ張り上げたO大統領のおかげだ! 中国はものすごく寝ぼすけジョーに期待している!」と書いた。

トランプ氏はこれまでに、様々な政敵に侮蔑的なあだ名をつけて中傷してきた。

(英語記事 Biden team says Trump's taunts 'beneath dignity of the office'

関連トピックス

この話題についてさらに読む