銃乱射事件で「怠慢」の警察官を逮捕 米フロリダ高校17人死亡

Mug shot of Scot Peterson Image copyright Reuters
Image caption 逮捕された元警察官、スコット・ピーターソン容疑者

アメリカ・フロリダ州の高校で昨年2月、生徒ら17人が死亡した銃乱射事件で、同校の警備担当だったにもかかわらず事件発生時に校舎の外で待機していた元警察官が4日、子どもに対する責任放棄や偽証などの疑いで地元警察に逮捕された。

逮捕されたスコット・ピーターソン容疑者は、警察官として同州パークランドのマージョリー・ストーンマン・ダグラス高校に駐在し、警備を担当していた。

しかし、昨年2月14日の事件発生時、校内から発砲音が響いていたにもかかわらず、校舎の外で立ったままだった。ピーターソン容疑者は事件後、辞職した。

発砲は校舎の外だと思った

事件後まもなく、当局は同容疑者が事件発生の最中、校舎の外で待機していた映像を公表した。

同容疑者は、発砲音は校舎の外でしたと思ったと話していた。NBCテレビの取材に対しては、「認識が間違っていた」、「校内にいたのは私の生徒たちだ。子どもたちが殺されるのを、ただ黙って見過ごしたはずがない」と述べていた。

この事件では、同校の元生徒ニコラス・クルーズ容疑者(19)が、17件の計画的殺人の疑いで訴追されている。同容疑者は容疑を認めているとされる。

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「怠慢によって命が失われた」

警察の捜査では、ピーターソン容疑者が発砲を防ぐための行動を「全く取らなかった」ことがわかったという。

警察は声明で、「完全なる怠慢に対して弁解の余地はなく、その怠慢によって命が失われたのは疑いない」と、同容疑者を非難した。

事件発生時、校内での発砲は6分ほど続いたとされる。同校があるブロワード郡のスコット・イスラエル保安官は、事件当時の映像で、ピーターソン容疑者が4分間にわたって校舎の外で待機していたことを確認したとし、こう述べた。

「やり切れない。最悪の気持ちだ。彼は全く校内に入らなかった。殺人者を殺すべきだった」

ドナルド・トランプ大統領は事件後、同容疑者について「本当にひどい仕事ぶりだった」と批判し、臆病者と呼んだ。

(英語記事 US school shooting officer arrested over inaction

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