メイ英首相、保守党の党首を辞任 次期党首決定まで首相は継続

Theresa May Image copyright PA

イギリスのテリーザ・メイ首相は7日、与党・保守党の党首を退任する。一方、次期党首が決まるまでは首相職にとどまる。

メイ首相は5月24日に辞任の意向を示し、欧州連合(EU)離脱を実現できなかったことを深く悔やんでいると話した。

これまでに保守党議員11人が党首選への立候補を表明している。次期党首は自動的にイギリスの首相となる。

党首選の正式な立候補は週明け10日午前10時(日本時間午後6時)に始まり、同日午後5時に締め切られる。

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イギリスは3月29日にEUを離脱する予定だったが、議会がEUとイギリス政府の取りまとめた離脱協定を3度にわたり否決したため、EUは離脱期限を10月31日まで延長した。

メイ首相は5月に辞任を発表する際、離脱協定を通過させるためにできることは全て行ったが、ブレグジット(イギリスのEU離脱)は次期首相が実現する時だと話した。

メイ首相は7日、保守党党首の不信任動議を扱う1922年委員会の暫定委員長と書簡を交わし、正式な党首退任となる。

その後、午後5時に次期党首の立候補者を募る声明が出され、10日に立候補の受付が始まる。

各立候補者は8人の推薦人を必要とする。立候補者が3人以上の場合、まずは保守党の下院議員313人によってこれを2人にまで絞る投票が行われる。

この絞込み投票は13日に始まり、18~20日にも行われる予定。

その後、イギリス全土の保守党党員12万4000人による郵便投票が22日に始まり、1カ月後の7月22日に結果が発表される見込みだ。

候補者の顔ぶれは? 焦点は?

党首選の焦点となっているのはやはりブレグジットで、次期首相がどのように離脱協定を議会に認めさせるのか、合意なしブレグジットどのように回避するのかに注目が集まっている。

候補者の1人であるドミニク・ラーブ前EU離脱相は、議会を停会して10月31日にEUを離脱できるようにすると示唆したが、これは他の候補者から非難されている。ジョン・バーコウ下院議長は6日、停会は「単純に起きるはずがない」と話した。

ラーブ氏やボリス・ジョンソン前外相は、仮に協定が議会を通過しなくても、EUとの合意がない状態で10月31日に離脱すべきだと主張している。

一方、マイケル・ゴーヴ環境相は協定が承認されるのにさらに時間がかかるのであれば、「決まった」期日に固執する必要はないとしている。

(英語記事 May officially steps down as Tory leader

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