同性愛カップル、ロンドン深夜バスで襲撃されるも「行動は変えない」

Chris and Melania
Image caption 「憎悪に立ち向かう」と話すクリスさん(左)とメラニア・ゲイモナトさん

ロンドンを走る2階建てバスで深夜、同性愛の女性カップルが少年たちに襲われ、顔面から出血する大けがを負った。このカップルは、今後も「同性愛者だと分かる行動を恐れない」と話している。

メラニア・ゲイモナトさん(28)とクリスさん(29)は5月30日未明、ロンドン・カムデンを走るルートN31の深夜バスの2階に乗っていた。2人の様子を見て、数人の男たちが取り囲み、2人に対して互いにキスをするよう要求。2人が断ったところ、襲撃され、所持品を奪われたという。

2人は顔面に大けがを負い、病院で治療を受けた。

Image copyright Melania Geymonat
Image caption バス車内で襲撃された直後のゲイモナトさん(右)とクリスさん

その後、ロンドン警視庁は15~18歳の少年4人を、人体への加重重大傷害と窃盗の疑いで逮捕した。

「憎悪に負けない」

2人は襲撃後、公衆の場で愛情を表現することに、ためらいを感じているだろうか。

アメリカ出身でロンドン北部に住むクリスさんは、「明らかにクイア(同性愛者など性的少数者)だと分かる行動をすることを怖がったりしない」と述べ、こう加えた。

「どちらかと言えば、もっと自分を表現していいと思う」

クリスさんはさらに、「(襲撃された)当時も今も怒っている。怖かった。でも、めったにない出来事ではない」と話した。

「多くの人々の権利と基本的な安全が脅かされている。憎悪犯罪の増大は右翼ポピュリズムのせいだと思うし、それで増長する相手に、もっと大勢が立ち向かえるよう勇気を持ってほしい」

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「女性差別も原因」

ウルグアイ出身で、医師の資格をもち、現在はアイルランドの航空会社ライアンエアーの客室乗務員として働くゲイモナトさんも、クリスさんの考えに同意した。

そして、2人が襲われたのは「女性同士でデートしていただけではなく、私たちが女性だったことも理由だ」と述べた。

ロンドン警視庁の統計では、ロンドンで認知された同性愛に対する憎悪犯罪(homophobic hate crime)は、2014年に1488件だったのが、2018年には2308件に増加している。

Rise in homophobic hate crime

Offences recorded in London

Source: Metropolitan Police

今回の事件については、現在も目撃証言を集めるなど、捜査を継続中だという。

バス会社メトロラインによると、防犯カメラが撮影した事件の映像もあり、警察に協力しているという。

(英語記事 Women defiant over homophobic attack

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