英女王が「幸せな日々」過ごした住居、売りに出される 7億円超で

The exterior of Villa Guardamangia is seen on November 26, 2015 in Valletta, Malta. Image copyright Getty Images
Image caption エリザベス女王が「幸せな日々」を過ごしたと話したマルタの邸宅、ヴィラ・ガーダマンギア(Villa Guardamangia)

イギリスのエリザベス女王が結婚後数カ月間を過ごした、地中海の島国マルタの首都バレッタ郊外にある住居が、約600万ユーロ(約7億3800万円)で売りに出されている。

マルタの指定建造物2級の別荘、ヴィラ・ガーダマンギア(Villa Guardamangia)は、イギリス国外で唯一、エリザベス女王が住まいと呼んだ場所だ。

結婚後間もなく、夫のエジンバラ公フィリップ殿下は英海軍の任務でマルタに駐留することとなった。そのため、当時まだ戴冠式を行なっていなかったエリザベス女王は、1949年から1951年まで、フィリップ殿下のおじが所有していたこの住居で過ごした。

歴史的価値のある物件

住居を売りに出している高級不動産会社は、「歴史的価値が裏付けられている(中略)すばらしいパラッツォ様式の物件」と紹介している。

不動産会社によると、広さは1560平方メートル。1900年ごろに建てられたもので、高い天井や馬屋、「複数のゲスト部屋や使用人部屋」といった「れっきとした建築的特徴」を誇るという。

建物は長らく荒廃していたが、不動産会社は「修繕が行なわれたばかり。一流の住居として、あるいは商業施設として利用できる」としている。

「幸せな日々」

2015年11月の英連邦サミットの開会式に出席するためマルタを訪れた際、女王は「マルタを訪れることは私にとって常に大変特別なことであり、フィリップ殿下とここで過ごした幸せな日々を思い起こします」と述べた。

マルタのジョゼフ・ムスカット首相はこの時、女王夫妻に額に入った邸宅の水彩画を贈った。

一方で近年マルタでは、老朽化したこの建物を過去の輝かしい状態に修復するよう求める声が上がっている。

政府が物件を取得して修繕すべきだとする声がある一方、個人所有者がどうするかを決めるべきだと主張する人もいて、論争となっている。

(英語記事 Queen's former Malta home goes on sale

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