タンカー2隻で爆発、乗組員は全員無事 中東オマーン湾

Iran's IRIB news agency filed an image of what it said was the burning Front Altair Image copyright AFP/HO/IRIB
Image caption イラン国営メディアが報じた、炎上するフロント・アルテア号

中東のオマーン湾で13日、タンカー2隻の爆発があり、乗組員計44人が救助された。日本関係の積み荷を運んでいたとされ、攻撃を受けたとの情報もある。

タンカーは、ノルウェーの会社が所有する「フロント・アルテア(Front Altair)」号と、パナマ国旗を掲げた「コクカ・カレイジャス(Kokuka Courageous)」号。中東メディアは、両方のタンカーで爆発が起き、火災が発生したと伝えている。

イランの国営メディアは、同国が計44人の乗組員を救助したと報じた。

世耕弘成経済産業相は、これらのタンカーには日本関係の荷物が積まれていたと述べた。

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Image caption コクカ・カレイジャス号(左)の乗組員21人と、フロント・アルテア号の乗組員23人は全員救助された

アメリカ海軍第5艦隊は、タンカー2隻から相次いで救難信号を受け、救援活動をしたと明らかにした。信号は、午前6時12分と午前7時に受けたという。

乗組員は全員避難

タンカーを運航している会社によると、2隻とも乗組員は避難して無事だという。フロント・アルテア号には23人、コクカ・カレイジャス号には21人が乗船していたとされる。

フロント・アルテア号をチャーターしている台湾の国営精油会社CPCコープは、同船にはナフサ約7万5000トンが積まれていると説明。「魚雷で攻撃された疑いがある」と話した。

ノルウェーの海事当局は、フロント・アルテア号は攻撃を受け、3回の爆発が起きたと説明した。

コクカ・カレイジャス号の運航会社BSMシップ・マネジメントによると、同船はメタノールを運んでいた。沈没の心配はないという。

日本のメディアは、コクカ・カレイジャス号は東京の国華(こくか)産業が運航していたと報じた。

米ブルームバーグは、この影響で原油の取引価格が最高4.5%上昇したと伝えた。

5月にもタンカー4隻が被害

中東のアラブ首長国連邦(UAE)沖では先月、サウジアラビアの石油タンカー4隻が、機雷によって攻撃される事件が発生している。

米当局はイランが関与したとの見方を示しているが、イランはこれを否定している。

イギリスの海軍・海運情報収集センター(UKMTO)は、今回のタンカー2隻が救難信号を出した周辺の海域について、「高度な警戒」が必要だと警報を発していた。

(英語記事 Crews rescued after Gulf tanker explosions

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