英保守党党首選、第1回投票はジョンソン氏が1位

Tory leadership contenders Image copyright AFP/Getty Images

イギリスの与党・保守党は13日、党首選の1回目の議員投票を行い、ボリス・ジョンソン前外相が114票で第1位となった。2位のジェレミー・ハント外相(43票)、3位のマイケル・ゴーヴ環境相(37票)と大きく差をつけている。

一方、アンドレア・レッドソム前下院院内総務、マーク・ハーパー前下院院内幹事長、エスター・マクヴェイ前雇用・年金相の3人は、この投票で16人以上の支持を集められず、党首選から脱落した。

これにより、18日に予定される2回目の議員投票には、7人の候補者が進むことになった。

保守党は今後、議員投票で立候補者を2人まで絞った後、全国の保守党員による決選投票を行う。新党首は7月22日の週に決まる予定だ。

次期党首は自動的にイギリスの首相となる。テリーザ・メイ首相は後任が決まるまで首相にとどまる。

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第1回投票では、メイ首相を含む全保守党下院議員313人が投票した。メイ首相は誰に投票したか明かしていない。

第2回投票への進出が決まったのは次の7人。

  • ボリス・ジョンソン前外相:114票
  • ジェレミー・ハント外相:47票
  • マイケル・ゴーヴ環境相:37票
  • ドミニク・ラーブ前EU離脱相:27票
  • サジド・ジャヴィド内相:23票
  • マット・ハンコック保健相:20票
  • ローリー・スチュワート国際開発相:19票

ジョンソン氏は投票結果を「喜んでいる」と述べた一方、選挙戦の「先は長い」と慎重姿勢を示した。

これに対してハント外相は、「今日はジョンソン氏が好調だったが、党員投票で互角に相手をするのは私だと、今回明らかになった」と自信を見せた。

ゴーヴ環境相は、16日に英民放チャンネル4で、18日にBBCで行われるテレビ討論を「とても楽しみにしている」と語っている。

4位につけたラーブ前EU離脱相は、「良い支持基盤」を持てたことを「誇りに思う」と話した。

20票を獲得したハンコック保健相は、「期待以上の票を投じてもらえたことを喜んでいる」と述べた。しかしハンコック氏の関係筋はBBCのローラ・クンスバーグ政治編集長に対し、党首選からの離脱を「考えている」と話している。

一方、23票のジャヴィド内相は、現在のところは党首争いに残る見通し。ハンコック氏がジャヴィド氏への支持を表明すれば、その票を取り込んで2位に躍り出ることも可能だという声もある。

ジャヴィド氏は「イギリスを一致団結させるための前向きなビジョンと計画を共有していくのを楽しみにしている」と語った。

最下位だったスチュワート国際開発相はBBCの取材に対し、投票前には6人しか支持者がいなかったのに19票を集められたと述べ、第1回投票を通過したことに「大喜びしている」と話した。

注目はテレビ討論へ

立候補者によるテレビ討論が予定されているが、今回の投票を勝ち抜いた7人全員が参加を表明しているわけではない。

アンバー・ラッド雇用・年金相は、「保守党は党首だけでなく次期首相を選んでいて、国民も候補者を見る必要があることを忘れてはいけない」と述べ、候補者全員に参加を呼びかけた。

デイヴィッド・デイヴィス元EU離脱相も、国民が候補者から意見を聞くことが「とても重要だ」と指摘した。

ジョンソン氏は当初、党首選中にメディアのインタビューを断っており、一部の対立候補から批判されていた。

党首選の議論は欧州連合(EU)からの離脱に集中しており、新たな期限となった10月31日までに離脱協定を議会で承認させられるか、合意なしでの離脱を認めるかどうかなどが争点となっている。

(英語記事 Johnson tops first Tory leadership poll

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