トランプ米大統領、再選目指し選挙運動を正式に開始

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トランプ氏、再選目指し正式始動 「国は何よりもまず自国の市民を大事に」

ドナルド・トランプ米大統領は18日夜、2020年大統領選で再選を目指すと表明し、「我々はアメリカを再び偉大なままにする」と呼びかけた。

フロリダ州オーランドで支持者集会を開いたトランプ氏は、「私は今夜こうして皆さんの前に立ち、合衆国大統領としての2期目を目指して、正式に選挙運動を開始します」と宣言した。

トランプ氏は集まった大勢の支持者を前に、前回の大統領選を振り返り、「我々が一緒に、壊れた政界をにらみつけ、人民による人民のための政府を復活させた」のは「偉大な政治運動」だったと強調した。

「このチームを続投させさえすれば、まだまだ実にたくさんのことが実現できる。この国の未来はかつてないほど明るく、くっきりしている」と述べたほか、野党・民主党について「皆さんの国を引き裂こうとしている」と非難した。

一部の世論調査によると、民主党候補たちの支持率が地域によってはトランプ氏を上回っている。

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前日未明から行列

トランプ氏が再選を目指すと表明したこの日の集会は、オーランドのアムウェイ・センター(最大収容人数2万人)で開かれた。17日早朝から列をつくる支持者たちの姿もあった。

米CBSニュースによると、列に並んだ支持者の多くは、自分たちの最大の関心事は経済と移民問題だと話した。

トランプ氏に抗議する人たちも会場の近くに集まった。主催者がオンライン募金を集めて取り寄せた高さ6メートルの「赤ちゃんトランプ」風船も登場した。「赤ちゃんトランプ」風船は、トランプ氏の訪英に抗議するロンドンの集会でたびたび使われている。

人口が多く、大統領を選ぶ選挙人を多く擁するフロリダ州は、米大統領選の行方に大きく影響する激戦州。前回選挙ではトランプ氏が僅差で同州を押さえた。

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Image caption トランプ氏の18日夜の登場に向けて、17日午前2時から並んだ支持者もいる

支持率はどうなっている

ギャラップ社によると、トランプ大統領の支持率は46%を超えたことがなく、先月には40%まで下がった。

ラスムセン社によると、これまでで最も高い支持率は48%だった。

民主党候補については、トランプ氏のお気に入りの保守系フォックス・ニュースが、トランプ氏より民主党候補の方が支持率が高いと伝えた。

フォックス・ニュースの調査によると、ジョー・バイデン前副大統領は10ポイント、バーニー・サンダース上院議員は9ポイント、それぞれ支持率でトランプ氏を上回っている。他に民主党から出馬しているエリザベス・ウォーレンとカマラ・ハリス両上院議員の支持率も、それぞれわずかながらトランプ氏を上回っているとフォックスは伝えた。

これに対してトランプ氏の選対関係者は、2016年大統領選でもトランプ氏の支持率は当初は低かったとコメントしている。

一部報道によると、来年の主な激戦州でトランプ氏が民主党より不利だという世論調査結果がリークされると、トランプ選対は複数の世論調査担当を解雇したという。

一方でトランプ氏は、独自の世論調査では「17の激戦州全てで自分たちがリードしている」と主張している。

不法移民対策については

トランプ氏はこの夜も2016年大統領選の公約を繰り返し、不法移民の摘発強化を約束。民主党候補たちはメキシコからの越境移民を合法化しようとしていると警告した。

前日のツイートでは、「合衆国に違法に入り込んだ何百万人もの不法移民について、ICEが近く排除の手続きを開始する。入ってきたとたんすぐに排除する」と書いていた。ICEは移民関税執行局の略。

ICEは通常、取り締まり計画を事前通告しない。関係者は米メディアに対し、大統領が摘発の予定をツイートするとは知らなかったと話している。

今月初めにはICEのマーク・モーガン局長が、移民の家族を含め強制退去の最終通告を受けた不法移民を、摘発の対象にすると述べていた。

メキシコと米政府は今月、メキシコからアメリカへの全輸入品に対する追加関税措置を回避するため、メキシコが不法移民対策を強化することで合意した。この取り決めの一環として、メキシコ政府はアメリカを目指す中米諸国からの移民流入を阻止するため、グアテマラ国境に国家警備隊6000人を派遣している。

メキシコ政府高官はAP通信に対し、アメリカ国境に到達する移民の数はすでに1日あたり4200人から2600人に減少したと話した。

(英語記事 Trump formally launches 2020 re-election bid

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