金正恩氏、中国との関係は「無敵で不変」 中朝首脳会談

Xi Jinping and Kim Jong-un holding hands Image copyright Reuters
Image caption 習近平国家主席(左)と金正恩朝鮮労働党委員長は、友情の絆を確かめ合った

北朝鮮の平壌で20日に開かれた中朝首脳会談で、金正恩(キム・ジョンウン)朝鮮労働党委員長は、中国との絆は「無敵」だと語った。

翌週に20カ国・地域首脳会議(G20サミット)が控える中、中国の習近平(シー・ジンピン)国家主席は20日から2日間にわたって北朝鮮を訪問した。

G20で習氏はドナルド・トランプ米大統領と会談する予定。北朝鮮は核問題、中国は貿易をめぐってそれぞれアメリカと対立関係にある。

北朝鮮の国営メディア・朝鮮中央通信(KCNA)は、習氏の象徴的な北朝鮮訪問を大きく取り上げ、「国際・地域情勢で深刻かつ複雑な変化が生まれている中、両首脳は朝鮮半島の情勢を含む重要な地域問題について意見を交わした」と報じた。

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Image caption マスゲームを観覧する習氏と金氏

また、金氏が今回の首脳会談は中朝の「無敵」で「不変」の友好関係を示す「重要な機会」だったと語ったとしている。

習氏は20日夜、マスゲームによる特別講演を観覧。スタジアムでは何千人ものパフォーマーが本のページをめくる演出でさまざまな絵柄を表現し、中には習氏の顔写真を表したものもあった。

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Image caption 歓迎マスゲームでは、中国国旗と習国家主席の顔を模した絵柄も披露された

KCNAはまた、北朝鮮の国民は沿道で習氏を歓迎し、両国民が「分かち合う喜びと悲しみに友好的な共感」を持ったと報じた。

20日には習氏を出迎えるパレードがあり、何千人もが沿道に並び、花や横断幕を持って歓迎した。

首脳会談の内容については、「緊密な戦略的コミュニケーションを促進する前向きな協力関係」を築き、「相互理解」を深めることで合意したとしている。

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沿道から習国家主席を歓迎 中朝首脳会談

中国メディアによると、習氏は北朝鮮の非核化に向けた動きを称賛し、米朝が協議を続けて事態を進展させることを願っていると話した。

金氏とトランプ氏は2月に2度目となる首脳会談を持ったが、非核化をめぐる合意には至らなかった。今回の習氏と金氏の会談は、米朝首脳会談以降で初めて。

中国は今回の会談で北朝鮮の安定化と経済協力を目的としている。また、北朝鮮の核開発をめぐる協議で、引き続き主導権を握りたい考えもある。

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Image caption 首脳会談は笑顔がこぼれる和やかな雰囲気で行われた

一方の北朝鮮には、国際社会でほとんど孤立する中、中国の支持を得られていることをアピールする狙いがある。

北朝鮮経済は、度重なる核実験とミサイル実験を受けた各国による経済制裁によって低迷している。

中国は北朝鮮にとって最大の貿易相手国。中国は経済制裁を支持する一方で、非核化と引き換えに一部制裁を取りやめたい考えも持っている。

(英語記事 N Korea hails 'invincible' relationship with China

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