バイデン氏に攻撃が集中 米大統領選・民主党テレビ討論2日目

Former Vice President Joe Biden defends his record on racial issues with Senator Kamala Harris Image copyright Reuters
Image caption 2日目の討論会に登場したバイデン、サンダース、ハリスの各氏(左から)

アメリカの2020年大統領選に向けた野党・民主党の候補者指名争いで、2日目のテレビ討論会が27日夜に開かれた。20人超の立候補者のうち、前日の1日目に登場しなかった10人が意見を闘わせた。

この日の討論会も、フロリダ州マイアミで2時間にわたって開催された。

注目を集めたのは、最有力候補とみられているジョー・バイデン前副大統領に対する、他の立候補者たちからの激しい攻撃だった。

「人種差別主義者と協力した」

立候補者たちの中で唯一の黒人女性であるカマラ・ハリス上院議員(カリフォルニア州)は、バイデン氏が人種差別を肯定する上院議員たちと数十年前に取り組んだ仕事を、自慢していると批判。

バイデン氏に顔を向け、「あなたが人種差別主義者だとは思わないし、共通点を見つける大事さを訴えていることには共感する」と述べた後に、こう続けた。

「でも、これは個人的なことでもあるが、この国で人種差別によって名声や職を得た2人の上院議員たちを、あなたが評価するのを聞いて、実はとても傷ついた」

学校における多様性推進に反対

ハリス氏はまた、バイデン氏が1970年代半ばに、黒人生徒が過半数の離れた学校に白人生徒をバスで送ることや、その逆をすることに反対したことを取り上げた。

「それだけじゃない。あなたはバスで送り届けることに反対するために、彼ら(人種差別主義の上院議員たち)と協力した。カリフォルニアのある少女は、公立学校の統合のために第二クラスに入れられ、毎日学校にバスで送迎された。その少女は私だ」

これに対しバイデン氏は、「私の政治的立場全般についての間違った特徴づけだ。私は人種差別主義者を称賛しない。それは本当ではない」と反論。

バイデン氏は先週、人種差別主義的な見方を「嫌悪する」と述べていた。

冒頭はサンダース氏が圧倒

この夜は、現実的で中道主義のバイデン氏と、民主社会主義者のバーニー・サンダース上院議員(バーモント州)の激突を期待した人も多かった。

討論会の最初の30分間は、サンダース氏が圧倒した。国民全員を対象とする無料の健康保険制度の導入を唱え、ドナルド・トランプ大統領を「病的なうそつきで人種差別主義者」と非難した。

同性愛者で37歳のピート・ブダジェッジ市長(インディアナ州サウスベンド市)は、白人警察官による黒人の射殺事件について聞かれると、自らの地元で警察の人種多様性を拡大することができなかったと認めた。

この夜登壇したその他の6人は、キルステン・ジリブランド上院議員(ニューヨーク州)、マイケル・ベネット上院議員(コロラド州)、ジョン・ヒッケンルーパー前知事(コロラド州)、エリック・スウォルウェル下院議員(カリフォルニア州)、自己啓発講師マリアンヌ・ウィリアムソン氏、起業家アンドリュー・ヤン氏。

6人はいずれも世論調査で支持率が1%以下に低迷している。

(英語記事 Biden criticised on race at Democratic debate

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