矯正下着ブランドは「Kimono」と呼びません 米タレントが表明

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Image caption カーダシアンさんは今月中にも下着ブランドの販売を開始する予定

米タレントで実業家のキム・カーダシアン・ウェストさんが矯正下着ブランドに「Kimono」と名づけ、商標登録やインターネットのドメイン名などを取得した上で大々的に事業展開する方針を発表したところ、日本だけでなく各国から「文化盗用」との批判が噴出した問題で、カーダシアン・ウェストさんは1日、ブランド名を変更するとソーシャルメディアで発表した。商標登録の出願取り下げについては言及していない。

カーダシアン・ウェストさんはツイッターとインスタグラムで、「私のブランドと製品はその根幹に包摂性と多様性をおいて作られています。慎重に検討し熟慮した結果、私は自分のソリューションウェア・ブランドを新しい名前で立ち上げます。近くまたご連絡します。いつも理解と支援をしてくれてありがとう」と書いた。

さらに、「私はいつも耳を傾け、学び、成長しています」、「自分の矯正正下着ラインの名前を発表したとき、私は良かれとだけ思っていました」と書いた。

ソーシャルメディアなどで絶大な人気を獲得しているカーダシアン・ウェストさんが、矯正下着ブランドを「Kimono」と名づけると発表した際、日本内外のソーシャルメディアでは、日本の伝統的な民族衣装を侮辱するものだと言う批判の声が噴出した。また、会社名「Kimono Intimates」の商標を取得し、さらにロゴのほか「Kimono」という単語の商標登録も出願していることから、批判は高まった。

これに対してカーダシアン・ウェストさんは6月27日付の米紙ニューヨーク・タイムズに対して、自分は日本文化を尊敬しているものの、ブランドの名前は変えるつもりはないと回答していた。

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Image caption 日本の着物は親から子へと受け継がれることが多い

日本人の衣服として16世紀にさかのぼる日本の着物について、英ロンドンのヴィクトリア・アンド・アルバート博物館はツイッターやインスタグラムで、「着物は16世紀から日本で階級や性別を問わずあらゆる人の主要な衣服となり、今も日本文化を象徴する」と説明。さらに、カーダシアン・ウェストさんに抗議するため広まったハッシュタグ「#KimOhNo」も使用していた。

カーダシアン・ウェストさんに対しては、京都市の門川大作市長も、ブランドの名前を再考するよう求める書簡を送っていた。

(英語記事 Kim Kardashian West drops Kimono brand name

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