【ウィンブルドン】 大坂なおみ、初戦で敗退 「年齢のせいにはしたくない」

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Image caption ウィンブルドン初戦で敗退した大坂なおみ

テニスのウィンブルドン選手権が1日、ロンドン郊外のオールイングランド・クラブで開幕した。女子シングルスで世界ランキング1位への返り咲きを狙った大坂なおみ(世界2位)が登場したが、ユリア・プティンツェワ(カザフスタン、同39位)に6-7(4-7)、2-6で敗れ、早くも大会から姿を消した。

昨年の全米オープンと今年の全豪オープンを制覇した大坂は、第2シードとしてセンターコートに姿を見せた。ただここ数カ月間、調子を落としており、この日の1回戦もミスショットを連発し、苦しい展開となった。

それでも、最初に相手のサービスゲームを破ったのは大坂だった。第1セットは3-1とリード。しかし第6ゲームでブレークバックを許すと、タイブレークの末、このセットを落とした。

第2セットに入ると、第5ゲームと第7ゲームでプティンツェワにブレークを許した。最後は大坂が、この試合38回目となるアンフォースト・エラー(自分が原因のミス)を犯し、敗れ去った。

ツキも引き寄せられず

ミスの連発に加え、この日の大坂には運も味方しなかった。第2セット第5ゲームでは、プティンツェワの当たり損ねのバックハンドからはじき出されたボールが、ぎりぎりラインに触れてインに。大坂はサービスゲームを落とした。

チャンスも決め切れなかった。ネットに詰めた大坂が、楽に決めると思われたボレーをサイドにアウトし、ブレークバックを逃した場面もあった。

若さが原因?

試合後の記者会見で大坂は、「泣きそう」と心境を表現。「みなさんの質問に、自分でもどう答えればいいのかまだわからないことがある」と述べた。

また、21歳という若さが敗戦の原因となったと思うかと聞かれると、「年齢のせいにはしたくない」と答え、こう続けた。

「私はいいことをたくさんしてきたし、悪いこともたくさんしてきた。でも私は、特定のことをしても若いから許されると言うようなタイプの人ではない」

直前の大会でも敗れる

この日の相手のプティンツェワには、6月に英バーミンガムであった芝コートの大会でも敗退。そのことも念頭にあったと、大坂は話した。

さらに、「練習では悪くなかったから、もっといいプレーができたはずだった」、「試合中は何が起こるか分からない」と述べた。

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Image caption 大坂に勝利したプティンツェワ。過去5回のウィンブルドン出場で2回戦を突破したことがない

一方のプティンツェワは試合後、「いいプレーができた。とてもうれしい」、「どの試合も戦いで、何が起こるか分からない。全力を出し切りたいと願っていた」と話した。

重圧に苦しむ

大坂は今年1月、全豪オープン決勝でペトラ・クヴィトワを破り、昨年の全米オープンに続いて4大大会を制覇。世界1位になった。

ただ、今大会の開幕前には、その世界1位の「ストレスとプレッシャー」に苦しんでいると話していた。

全豪オープン以降の大会で、大坂が準決勝まで勝ち進んだのは1回切りだ。全仏オープンでは3回戦で敗退し、優勝したアシュリー・バーティ(オーストラリア)に世界1位を奪われた。

連覇を狙う全米オープンまであと2カ月。大坂はその間に調子を戻さなくてはならない。

<分析>「大坂はプランを練り直す必要がある」

トレーシー・オースティン(元米テニス選手、4大大会で2回優勝)、BBCテレビで

プティンツェワは、大坂にリズムをつかませないと、はっきり計画していた。大坂は(第2セット第6ゲームで)ブレークバックのチャンスがあったが、緊張していたようで、強打し過ぎた。

多くの選手が第1セットを取ってもリードを守ることができない中、プティンツェワは自分のプランに忠実にプレーした。大坂は自分のプランを練り直す必要がある。この大会では誰もが彼女を倒そうとしていたし、大坂はそれを居心地悪く思っているようだった。

大坂は世界最大級のスターの1人だが、とてもシャイだ。スポットライトが当てられると圧倒されてしまう。

ジョン・マッケンロー(元米テニス選手、ウィンブルドンのシングルスを3回制覇)、BBCテレビで

なおみは芝コートでのプレーがあまりしっくりきていないようだ。コートでは強い気持ちと、それを出すことが必要だ。彼女はしっかり集中できているようにはまったく見えない。

なおみは気が散っていた。たくさんのことが起きて、自信を失っているように思える。2、3カ月前の状態と比べると、すごいことだ。

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全仏とウィンブルドン、なぜ両方の優勝が難しいかというと……

(英語記事 Second seed Osaka stunned by Putintseva

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