メルケル独首相、3たび体の震え 健康不安説に「心配なし」と

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メルケル独首相、全身震える……1カ月間で3度目も「非常に健康」

ドイツのアンゲラ・メルケル首相(64)が10日、ベルリンで行なわれた、フィンランドのアンティ・リンネ首相を歓迎する式典で、体を激しく震わせる場面があった。同様の異常を見せたのはこの1カ月間で3度目で、健康不安説が高まっている。

映像では、メルケル首相が体を前後に震わせている様子がわかる。異変に気がついたのか、リンネ首相がメルケル首相の方をちらりと見る様子も確認できる。

その後メルケル首相は記者会見で、自分は「非常に健康」であり、「心配する必要はない」と述べ、健康不安説を払拭した。

独政府報道官も、首相は予定通り公務を継続する考えだと述べた。

1カ月間で3度も

最初にメルケル首相が同様の症状を見せたのは、先月18日。ベルリンで、ウクライナのウォロディミル・ゼレンキー大統領を歓迎する式典の最中、大きく体を震わせた。この日は、気温が30度近くまで達した昼間の屋外で公務に臨んでおり、暑い日中の式典で脱水症状になったと首相は後に説明した。

先月27日にも、ベルリンの連邦議会で行われた式典の最中に、身体の震えが止まらなくなったが、翌28日から、大阪での主要20カ国・地域首脳会議(G20サミット)に予定通り出席した。

1分以上震え続け

ドイツ週刊誌「フォークス (Focus)」のウェブサイトによると、震えは全身に及び、1分間以上続いたという。

メルケル首相は10日の記者会見で、先月18日の「ゼレンキー大統領を歓迎する式典の最中に起きたことに対処している」と述べた。

その上で、「この取り組みは、明らかにまだ完了はしていない。しかし、進展はしている。私はしばらくの間、この状態のまま過ごさなければならないが、非常に健康であり、みなさんが私のことを心配する必要はない」と強調した。

詳細は明かさず

1カ月間で3度も体を震わせたメルケル首相については、健康を不安視する声が広がっているが、ドイツ政府はこれまで繰り返し健康不安説を一蹴している。

ドイツメディアから、首相の健康状態に関する情報を公開しない理由について問われたウルリケ・デマー独政府報道官は、「付け加えることはなにもない」と述べるにとどまった。

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メルケル独首相、式典中に激しい震え

「政治問題」に発展も

健康問題の専門家、クリストフ・シュペヒト氏は、メルケル首相がなんらかの感染症にかかっている可能性を指摘している。

独紙「ビルト」は論説で、「アンゲラ・メルケルの健康は、いまや政治的問題だ」と警鐘を鳴らしている。

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メルケル独首相、また式典中に震え 大阪のG20には出席

欧州連合(EU)でも特に影響力の強いメルケル氏は現在、首相4期目。2021年の任期満了をもって、首相の座を退くと発表している。

首相の健康状態はこれまで良好で、2011年にひざの手術を受けた後も、自宅から遠隔で公務を続けた。2014年にはスキーで転倒し骨盤を骨折したが、この時も短い療養を経て、すぐに復帰した。

(英語記事 I'm well, says Merkel, after third shaking episode

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