古代のオウムは体長1メートル、肉食だった可能性も ニュージーランド

An artists' impression of the largest parrot ever found Image copyright PA Media
Image caption 古生物学者はこのオウムを、その大きさと力強さから「ヘラクレス・インエクスペクタトゥス」と名付けた(画像はイメージ)

1900万年前にニュージーランドに生息していたオウムは体長1メートルにも上る可能性があったことが、学術誌「Biology Letters」に発表された最新の調査で明らかになった。

ニュージーランド南島のセント・バサンズで発見された化石からは、このオウムは恐らく飛ぶことができず、肉食だった可能性が指摘されている。

また、体重は7キロ強で、世界最大のオウムといわれるカカポの倍以上となる。

調査を主導した豪フリンダース大学のトレヴァー・ウォージー教授(古生物学)はBBCの取材に対し、「これ以上大きなオウムはいない。発見は非常に重大だ」と話した。

このオウムは、その意外な大きさと力強さから「ヘラクレス・インエクスペクタトゥス(予想外の勇者ヘラクレス)」という名前が付けられた。

発見されたヘラクレス・インエクスペクタトゥスの骨は、当初はワシかカモのものだとされ、11年以上保管されていた。

ウォージー教授によると、教授の学生のひとりが調査プロジェクトの中で偶然、この骨を見つけたという。

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Image caption 人間とヘラクレス・インエクスペクタトゥス(右)の大きさを比較したイメージ

豪ニューサウスウェールズ大学の古生物学者、マイク・アーチャー教授も、このオウムのくちばしは非常に大きかったはずで、「食べたいものは何でも噛み砕いて開けることができただろう」と説明した。

アーチャー教授はAFP通信に対し、このオウムは「単なる肉食オウムの食べ物以上の、もしかしたら他のオウムまで食べていたかもしれない」と話した。

一方ウォージー教授はBBCの取材で、このオウムには捕食者がいなかったため、攻撃的な性格ではなかったかもしれないと話した。

「恐らく地面に座ったり歩き回ったりして、主に種や木の実を食べていただろう」

ニュージーランドでは巨大な鳥の発見は珍しいことではない。すでに絶滅したが、最大3.6メートルにもなったといわれる巨大鳥モアも、ニュージーランドに生息していた。

今回、ヘラクレス・インエクスペクタトゥスの脚の骨が見つかったセント・バサンズは、2300万~530万年前の中新世と呼ばれる時代の化石が多く採掘されることで知られている。

「しかし今まで、どんな場所でも、絶滅した巨大オウムは発見されなかった」とウォージー教授はAFP通信に話している。

「私たちは20年にわたってここで化石の発掘を続け、毎年新たな鳥類や動物を見つけている。(中略)今後も予想もしなかった新種がたくさん、ここで見つかるはずだ」

(英語記事 Ancient parrot was 1m tall and possibly carnivorous

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