米移民捜査当局の建物に発砲  「誤った報道で標的に」

ICE agents at a raid in the US Image copyright Reuters
Image caption ICEは、発砲されたのは、トランプ政権による移民拘束の方針に関する「誤った情報」が原因だと主張している

アメリカ・テキサス州サンアントニオにある移民関税捜査局(ICE)に、13日午前3時ごろ、複数の銃弾が打ち込まれた。連邦捜査局(FBI)は、連邦政府職員への「標的型攻撃」だとしている。ICE施設を狙った攻撃は、過去2カ月で4度目とされる。

FBIの声明によると、銃弾が打ち込まれたのは、主にICEの運営業務で使用されている、隣接した2つの建物。けが人はいないという。

現在FBIが、監視カメラ映像の確認を行なっている。

米メディアによると、これまでのところ逮捕者は出ていない。

Image caption テキサス州サンアントニオ(San Antonio)にあるICE施設に、銃弾が打ち込まれた

「誤った報道」が発砲事件の原因

メキシコ国境近くにある収容施設での不法移民の扱いをめぐり、ICEはこれまで、激しい批判にさらされてきた。

ICEは声明で、発砲されたのは、トランプ政権の不法移民対策に関する「誤った情報」が原因だと主張した。

ICEのダニエル・バイブル氏は、「不安を与えるような報道や発言は、我々の重要な法執行機能を覆い隠し、我々の職員の安全を不必要に脅かしている」と述べた。

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Image caption ICEは今年6月、テキサス州シャーマンで不法移民の一斉摘発を行なった

「卑怯な暴力行為」

捜査を率いるFBIのクリストファー・コムズ氏は、発砲は「卑怯で、恥知らずな暴力行為」だと述べた。

コムズ氏によると、犯人は、「どの階にICEのオフィスが入っているかを知っていた」ことから、「事前に下調べ」をしていた可能性があるという。

「すべての銃弾が、ICEが入っている階で見つかった。非常に標的を絞った攻撃だ」

市民権・移民局(CIS)のケン・クッチネリ局長代行は、銃弾を受けてひびが入った窓ガラスの写真とともに、こうツイートした。

「これが、今朝撮影した銃痕の写真だ。CISは、法を執行し、アメリカの安全を守っているICEと共にある」

ICEを狙った攻撃は4度目

米政治誌ワシントン・エグザミナーによると、ICE施設への攻撃は、今回で4度目。今年7月に、首都ワシントン、ワシントン州タコマ、コロラド州オーロラでICEを標的とした事件が発生しているという。

(英語記事 US immigration office shot at in 'targeted attack'

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