中国、拘束の英領事館職員を釈放

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中国・広東省深圳の警察は24日、香港の英領事館で働くサイモン・チェン氏(28)を釈放したと明らかにした。チェン氏は8月8日に出張で香港から深圳に入ったところで拘束されたが、香港に戻ったことが確認された。

中国外務省は、チェン氏が「公共の安全を管理する規則」に違反したため、15日間にわたり拘束したと説明した。イギリス政府はチェン氏の釈放を歓迎した。

警察はソーシャルメディア「微博(ウェイボー)」で、チェン氏の釈放は予定通りだと説明。チェン氏の法律上の権利は尊重したと書いている。

チェン氏の家族はフェイスブックで、「サイモンは香港に戻りました。みなさん、応援ありがとう」と書いた。さらに、チェン氏がマスコミのインタビューに応じる前には、回復する余裕が必要だと理解を求めている。

英外務省は、「サイモン・チェンの釈放を歓迎する。家族と再会できることを大いに喜んでいる。私たちは引き続き、支援を続ける」とコメントした。

チェン氏とは

香港のメディア・香港フリープレス(HKFP)によると、英領事館のスコットランド開発国際部門に所属するチェン氏は、8日に香港・羅湖の税関を経由し、深圳で開かれたビジネス関連のイベントに向かった。

チェン氏と交際している女性は、香港のニュースサイト・HK01に、チェン氏は列車で日帰りの予定だったが戻らなかったと話した。

香港出身のチェン氏は、台湾とイギリスへの留学経験があるという。

香港で大規模な抗議行動が続く中、香港と本土の間の移動に対する本土側の警備が強化されているという。複数の旅行者の話によると、境界警備の当局は旅行者の携帯電話に保存されている内容を調べている。

香港情勢はさらに緊迫

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香港では6月半ばから、中国本土への容疑者引き渡しを可能にする「逃亡犯条例」改正案の撤回要求をきっかけに週末ごとに政府への抗議行動が続いている。

25日には、相対する機動隊にデモ隊がレンガや火炎瓶などを投げ、警察は初めて放水車を出動させた。警官が初めて実弾を発砲する場面もあり、緊迫の度合いが増している。

(英語記事 China releases British consulate worker detained at border

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