マクロン仏大統領がブラジル大統領を批判、今度は妻への「無礼」発言で

French President Emmanuel Macron and his wife Brigitte Macron Image copyright EPA
Image caption フランスのエマニュエル・マクロン大統領と妻のブリジット夫人

アマゾンの森林火災をめぐって対立しているエマニュエル・マクロン仏大統領とブラジルのジャイル・ボルソナロ大統領が、別件でも衝突した。マクロン氏は26日、妻のブリジット夫人(66)に対するボルソナロ氏の発言が非常に「無礼」だと非難した。

発端は、ボルソナロ氏の支持者がフェイスブックに投稿したコメント。ブリジット夫人とボルソナロ氏の妻ミシェリ夫人(37)の写真を並べ、「なぜマクロンがボルソナロを糾弾しているか分かるはずだ」と書き込んだ。

これに対しボルソナロ氏がポルトガル語で、「おいおい、(マクロン氏を)侮辱しちゃだめだ。ははは」と返信した。

一連のやり取りについて聞かれたマクロン氏は、「非常に無礼」で「みっともない」ことだと述べた。

仏ビアリッツで開かれた主要7カ国首脳会議(G7サミット)の記者会見でマクロン氏は、「ボルソナロ氏は私の妻について非常に失礼なことを言った。私はブラジル国民を大いに尊敬しているが、彼らが早く職務にふさわしい大統領を得られるよう願うばかりだ」と話した。

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Image caption ジャイル・ボルソナロ氏と妻のミシェリ夫人

マクロン氏はアマゾンの熱帯雨林で発生している森林火災を「国際的な危機」だと呼び、急先鋒となって世界各国の首脳に対策を呼びかけている。

環境活動家は、ボルソナロ氏の反環境保護的な政策や森林破壊を止めない姿勢が森林火災を加速させたと批判している。

これに対しボルソナロ氏は、ブラジルが参加しないG7で火災が議題として取り上げられたことについて、マクロン氏は「植民地主義的な思考」の持ち主だと批判した。

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アマゾンの森林火災、熱による「負の連鎖」も

右翼のボルソナロ氏はこれまでにも、女性や黒人、マイノリティーに対する攻撃的な発言が取りざたされている。

2014年9月には、議会で左翼のマリア・ド・ロザリオ議員との議論が過熱した際、ロザリオ氏に対して「お前などレイプするものか、そんな価値もない」と発言し、批判を浴びた。

また、2017年4月には自分の娘について、「私には5人の子どもがいる。4人目までは男の子だったが、弱くなったから5人目は女の子だった」と述べて非難された。

(英語記事 Macron decries Bolsonaro’s ‘rude’ jibe at wife

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