ハリー英王子、兄と「今は別々の道を」 兄王子は心配と王室筋

Prince Harry and Meghan in South Africa Image copyright Getty Images
Image caption 南アフリカを訪問したハリー王子とメガン妃

英王室のサセックス公爵ハリー王子(35)は20日放送されたテレビ番組で、事故死した母親の故ダイアナ元妃を念頭に、「自分は常に」家族を守ると述べると共に、自分は「母親を殺したゲームに追いやられることはない」と宣言した。さらに、兄のウィリアム王子と「今は別々の道を歩いている」と述べた。王室筋によると、ウィリアム王子は番組を受けて弟たちを心配しているという。

英放送局ITVのドキュメンタリー番組に出演したハリー王子は、仲たがいが噂されてきた兄のケンブリッジ公爵ウィリアム王子との関係について、「今は別々の道を歩いている」とも述べた。

また、妻のサセックス公爵夫人メガン妃(38)は番組で、「イギリスのタブロイドに人生を破壊される」からと、王子との結婚についてイギリス人の友人から反対されていたことを明らかにした。

王室筋によると、番組を見た兄のケンブリッジ公爵ウィリアム王子は弟の状態を心配し、弟もメガン妃も「大丈夫だといいのだが」と気にしているという。王室筋はさらに、ハリー王子とメガン妃が「不安定な状態」にあるようだと受け止められていると話した。

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Image caption ハリー王子とメガン妃は9月、息子アーチーを連れてアフリカ南部を訪問した。アーチーにとってはこれが初公務だった

夫妻は9月、長男アーチー殿下を連れてアフリカ南部を公務で訪問。その際に、ITVのトム・ブラッドビー氏のインタビューに応じていた。

「被害妄想ではない」

ハリー王子は、注目され続けた母親の故ダイアナ元妃が受けたのと同じプレッシャーを、妻が感じることを心配しているかと質問された。母親は1997年、パリで起きた交通事故で死亡した。

王子はこの問いに、「僕は常に家族を守る。僕には今、守るべき家族がいる」と答えた。

さらに、「(母親が)経験したすべてのこと、彼女に起きたことは、毎日毎日常にとても大事だ。これは僕の被害妄想ではなく、過去の繰り返しを望まないだけだ」と述べた。

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兄ウィリアム王子夫妻との不仲が最近報じられていることについては、兄弟関係は「いい日」もあれば「悪い日」もあると話した。

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ハリー英王子、兄との関係について「今は別々の道を」

王子は「僕たちは兄弟だ。これからもずっと兄弟だ」と述べた上で、こう加えた。

「確かに現時点では別々の道を行っているが、僕は彼を支え続けるし、彼もそうしてくれると知っている」

「傷つくことも多い」

ハリー王子はまた、自身の精神状態と、王子としてのプレッシャーに対処してきた「こまめな管理」について語った。

王子は、「厄介な状態をやっと抜けたと思ったら、突然引き戻された。これは僕が何とかしないとならないことだ」、「王子の役割には強い表情を見せることも含まれているが、僕と妻が傷つくことはたくさんある。大部分が事実無根のときは特に傷つく」と話した。

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Image caption 元米女優のメガン妃は、王室生活への適応は「大変」だったと語った

「人生を破壊される」と警告

一方、2018年5月にハリー王子と結婚した元米女優のメガン妃は、王室生活への適応は「大変」だったと述べた。その理由として、タブロイド紙報道にこれほど徹底的に注視されるとは思わず、備えができていなかったと説明した。

「今の夫に初めて会ったとき、私がとても幸せだったので、友だちも本当に喜んでくれた」

「でもイギリス人の友だちからは『彼は素晴らしい人だと思うけど結婚はしない方がいい。イギリスのタブロイド紙に人生を破壊されるから』と言われた」

また、タブロイド紙の強烈な注目を浴びながら妊娠と出産を経験したのは、「とても大変」だったと振り返り、記者に「今の私が大丈夫かどうか、聞いてくれた人はあまりいません」と、涙をこらえているような表情で答えた。

こうした状態で何とかなるのか質問されると、メガン妃は「正直言って、もうずっと前から『H』に、私は彼をそう呼んでいるのですが、何かを生き延びるだけでは足りないと言い続けている。生きる意味はそうじゃないと。生きるからには、充実した人生を送らないと」と答えた。

ブラッドビー記者に、今は本当は大丈夫ではないと言ってもよいかと尋ねられると、メガン妃は「ええ」と答えた。

マスコミを提訴

ハリー王子夫妻は、このアフリカ訪問が終盤を迎えるころ、タブロイド紙を相手に訴訟を起こした。

メガン妃は今月1日、私的な手紙を不法に掲載したとして、メイル・オン・サンデーを提訴している。

一方、ハリー王子は、サンとデイリー・ミラーのオーナーを相手取り、10年以上前に電話が盗聴された疑いにからんで裁判を起こした。

ウィリアム王子夫妻とハリー王子は2017年、精神医療慈善団体の横断組織として「ヘッズ・トゥゲザー」を一緒に立ち上げた。今年5月には、ウィリアム王子夫妻とハリー王子夫妻は共に、精神的な危機を経験している人たちのためのメッセージサービスを始めた、6月には夫妻ごとに慈善基金を別々に立ち上げると発表した。

(英語記事 Prince Harry: 'I will always protect my family'

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