米女優「口封じのため脅された」 ワインスティーン被告ら提訴

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Image caption ローズ・マッゴーワン氏は、ハーヴィー・ワインスティーン氏からのレイプ被害を最初に告発した女性の1人

米女優ローズ・マッゴーワン氏は23日、口封じを狙って脅迫されたなどとして、多数の女性への性暴力などで刑事訴追された米ハリウッドの映画プロデューサー、ハーヴィー・ワインスティーン被告(67)らを提訴した。

ワインスティーン被告のほか、同被告の元弁護人のデイヴィッド・ボイス氏とリサ・ブルーム氏、イスラエルの調査会社「ブラック・キューブ」を訴えた。

脅迫、詐欺、プライバシー侵害

マッゴーワン氏はこれらの人々から、脅迫やプライバシーの侵害、詐欺の被害にあったとしている。

ワインスティーン氏をめぐっては、2017年に複数の女性が性暴力被害を告発した。マッゴーワン氏もその1人で、1997年のサンダンス映画祭で、ホテルの一室で打ち合わせをした際にレイプされたと訴えている。

ワインスティーン氏は、合意の伴わない性行為は一切なかったとして無罪を主張している。

「極悪非道で違法」

訴状では、「この訴訟は、アメリカで最も権力のある男の1人と、その代理人らによる極悪非道で違法な試みに関するものであり、真実を明らかにしようとし続けた勇敢な女性とジャーナリストに関するものだ」としている。

マッゴーワン氏によると、2016年に告発本「BRAVE(勇者)」を執筆していることを聞きつけたワインスティーン氏らが、本の内容を入手するよう「ブラック・キューブ」に依頼。女性権利活動家を装った調査員が接触してきたという。

昨年出版された同書の中で、マッゴーワン氏は、ワインスティーン氏が「映画界とテレビ界を汚染した」とつづっている。

「根拠はない」

ブルーム氏の弁護人、エリック・ジョージ氏はAFP通信に対し、「ブルーム氏に対するマッゴーワン氏の訴えには、確かな事実に基づかず、法的根拠もない。誤解を解くために出廷する日を楽しみにしている」と述べた。

ワインスティーン氏の弁護人は、米誌ハリウッド・リポーターに対し、同氏への訴えは「事実無根」だと述べた。

(英語記事 Rose McGowan sues Weinstein over 'silencing attempts'

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