台風19号で浸水した北陸新幹線、10編成全てが廃車に

The Hokuriku-Shinkansen line trains were parked in a yard in Nagano city Image copyright Reuters
Image caption 廃車が決まった北陸新幹線の車両は、長野県長野市の基地に停められていた

JR東日本は6日、10月に日本を襲った大型で強い台風19号「ハギビス」による河川の氾濫で浸水した新幹線10編成を、すべて廃車にすると発表した。

一部の部品は転用できるが、報道によると車両の簿価は合わせて148億円に上る見込みだ。

廃車が決まった北陸新幹線の車両は、長野県長野市の基地に停められていた。

最大風速60メートルを記録した台風19号は10月12日と13日の週末に日本に上陸。この被害で約90人が死亡したほか、数千人が避難を余儀なくなされた。

何編成もの新幹線の車両が浸水している様子は、数十年で最悪とされた台風19号の被害がいかに深刻かを象徴する光景となった。

Image copyright AFP
Image caption 最大風速60メートルを記録した台風19号は10月12日と13日の週末に日本に上陸した

廃車となる新幹線はいずれも12両編成で、東京と金沢を結ぶ北陸新幹線で使用されていたもの。10編成のうち8編成をJR東日本が、2編成をJR西日本が所有していた。

JR東日本の深澤祐二社長は6日の記者会見で、浸水によってモーターやブレーキ系統など重要な機器が損害を受けたと説明。「安定性、安全性を考え、修理より新しく造るのが適切と判断した」と述べた。

北陸新幹線は全部で30編成あり、3分の1が浸水被害にあった格好。

同路線は現在、通常の8割程度のダイヤで運行している。深澤社長は、「今年度末までに100%化を目指す」としている。

(英語記事 Ten bullet trains scrapped after Japan typhoon

関連トピックス

この話題についてさらに読む