クリスマス限定ドリンクの「過剰な糖分」に警告=英団体

Hot chocolate with whipped cream Image copyright Getty Images

クリスマス限定ラテやホットチョコレートなど、人気カフェチェーンで売られているホットドリンクには、1杯当たり最大でスプーン23杯分の砂糖が含まれていることが、最新の調査で明らかになった。

砂糖問題に取り組むイギリスの団体「アクション・オン・シュガー」は、200種類以上の商品を調査した結果、「ショッキングな」量の砂糖が入っているものが多かったと指摘している。

また、動物性食品を一切口にしないヴィーガンの人向けの植物性ミルクを使った商品にも、砂糖の含有量が多いものがあったという。

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調査した商品の中では、スターバックスの「キャラメル・シグネチャー・ホット・チョコレート(日本未発売)」が最も砂糖の量が多かった。

590ミリリットルの「ヴェンティ」サイズの同商品をオートミルク(オート麦から作る植物性ミルク)で作り、ホイップクリームを乗せると、砂糖の量はスプーン23杯分に当たる93.7グラムに達した。

これはコカ・コーラ3缶分、あるいはホワイトチョコとイチゴのマフィン4個分に相当するという。なお、1杯分のカロリーは758キロカロリーだった。

また、スターバックスの季節限定商品「ジンジャーブレッド・ラテ」のヴェンティサイズは、オートミルクで作った場合でもスプーン14杯分(56.6グラム)の砂糖が含まれていた。

イギリスのコーヒーチェーン「カフェ・ネロ」が提供している「ソルテッド・キャラメル・ホット・チョコレート」のグランデサイズも、スキムミルクで作った場合の砂糖の量は60グラム近くに上った。

調査対象となったカフェは、こうした甘い商品以外にも、糖分の少ない選択肢を提供していると話している。

一方アクション・オン・シュガーは、成分表示の欠如や、ヴィーガン向け製品は健康的だという見方から、顧客は知らない間に過剰な量の砂糖を摂取している恐れがあると指摘。中には、植物性ミルクをあらかじめ甘くしておく企業もあるという。

しかし、ちょっとした変更で大きな違いが出る。

例えばスターバックスの「ジンジャーブレッド・ラテ」をオートミルクではなくアーモンドミルクで作ると、砂糖の量はスプーン4.5杯分(18グラム)減るという。

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アクション・オン・シュガーは今回、スターバックスとカフェ・ネロに加え、マクドナルド、ケンタッキー・フライド・チキン、コスタ、グレッグス、イート、レオン、プレタマンジェの商品を調査した。

同団体に所属する栄養士のホーリー・ガブリエルさんは、調査結果は「ショッキング」だったと話した。

「カフェチェーンやファストフードは、砂糖の量や商品の大きさを下げ、糖分の低い代替品を使い、店頭で甘いものの過剰摂取を奨励しないよう、もっと取り組みを強化する必要がある」

スターバックスの広報担当者は、顧客は商品の大きさだけでなく、低脂肪乳への変更やクリーム抜きなどのカスタマイズを自由に行えると説明した。

「我々は全ての商品で糖分削減を目指しており、2015年以来、ジンジャーブレッドだけでなく、ヴァニラ、キャラメル、ヘーゼルナッツなどのシロップの糖分を9%減らしている」

イギリスでは子どもの肥満対策として、砂糖を含む飲料などに税金がかけられているが、甘みを足したミルクを使った飲料は、課税の対象になっていない。

(英語記事 'Sugar overload' warning for festive hot drinks

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