ニュージーランド航空、食べられるカップを試験導入 廃棄物を「革新的」に減らすか

Edible coffee cups are pictured on an Air New Zealand plane Image copyright Air New Zealand
Image caption ニュージーランド航空で試験導入されているバニラ味の「食べられるコーヒーカップ」。「飲み物が漏れない」つくりになっているという

ニュージーランド航空はこのほど、「食べられる」コーヒーカップの試験導入を開始した。廃棄物量の削減が狙いだという。

今回試験導入されたのは、地元企業「Twiice」が製造する、クッキーでできた食べられるコーヒーカップ。バニラ味で、「飲み物が漏れない」つくりになっているという。

Twiiceは4日、「ニュージーランド航空は、乗客に食べられるカップを提供するために私たちと提携しました!」とインスタグラムに投稿した。

機内でコーヒーを年間800万杯以上提供しているニュージーランド航空は、埋め立て処分場に運ばれる廃棄物量を削減したかったと説明している。

しかし一部からは、カップを変えただけでは、環境問題に対する取り組みとしての影響力は不十分だとの声が上がった。

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ニュージーランド航空の声明によると、「持続可能な挑戦に見合う革新的な方法」を探るため、「飛行中の機内と地上で」カップの試験導入が行われているという。

同社の顧客サービスマネジャー、ナイキ・チャヴ氏は、「このカップを使った乗客にはとても好評で、デザートの器としても使用している」と述べた。

Twiice共同創業者のジェイミー・カシュモア氏は、このカップは「環境に本当にいい影響をもたらすかもしれない」としている。

イギリスでは、推定で年間約25億個のコーヒーカップが廃棄されており、リサイクルされるのはそのうちのわずか0.25%だという。

ニュージーランド航空は今年9月、同社機内やラウンジで提供するカップを、堆肥化が可能な紙やトウモロコシ製のものに切り替えた。

一部のソーシャルメディアユーザーは、環境を守りたければ、コーヒーカップだけでなくほかにもたくさんのことを変えていく必要があるとしている。航空機は飛行の際に多量の燃料を消費し、地球温暖化につながる温室効果ガスが大気中に排出するからだ。

環境ジャーナリストのジョージ・モンビオ氏はツイッターに、「航空会社が環境への影響を最小限に抑えようとしていてよかった。いや、ちょっと待てよ」と、皮肉って書いた。

「二酸化炭素排出量を削減するのはどうだろうか」とツイートする人や、「ロンドン行きのフライトを週に1便、キャンセルするとかね」という声もあった。

ツイッター上ではまた、アレルギーやベジタリアンなど、食事に制約のある人々への影響について懸念する声も寄せられている。ニュージーランド航空はヴィーガンの顧客に対し、カップには卵が含まれていると回答。Twiiceは、カップにグルテンが含まれているほか、ナッツや乳製品が混入している可能性もあるとしている。

ニュージーランド航空は、試験導入期間中も、すべてのフライトで植物性のカップの提供を続けると強調している。

(英語記事 New Zealand airline trials edible coffee cups

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