ロシア情報機関の本部で銃撃 1人死亡、5人負傷

Armed officers respond to a shooting incident near the Federal Security Service (FSB) building in Moscow, 19 December 2019 Image copyright Reuters
Image caption 武装職員たちは、現場付近にいた人々を近くの建物内へと避難させた

ロシアの情報機関、連邦保安局(FSB)の本部庁舎で19日午後6時ごろ、銃撃があり、少なくとも1人が死亡、5人が負傷した。同国メディアが報じた。

ロシアのインタファクス通信によると、発砲したのは1人で、FSBの入り口で自動式の銃を使った。武装職員が銃撃犯を殺したという。

治安部隊は、モスクワのルビャンカ広場に面したFSB本部の周辺を立ち入り禁止にし、付近にいた人たちを近くの建物内へと避難させた。

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Image caption FSB本部庁舎の付近は警察が封鎖した

この銃撃の数時間前には、ウラジーミル・プーチン大統領が4時間にわたり、毎年恒例の記者会見を開いていた。捜査当局は関連を調べている。

FSB職員1人が死亡

当初、銃撃犯は3人との情報が流れたが、FSBはこれを否定している。

FSB本部のロビーで2人が死亡し、別の1人は逃走した別のビルで警察と銃撃戦となり殺されたとの未確認情報がある。

保健省がロシアメディアに語ったところでは、負傷者のうち2人は当局職員で重傷だという。

一方、FSBは職員1人が死亡したと明らかにした。このFSB職員が、保健省の言う重傷の2職員のうちの1人なのかは不明。

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Image caption 目撃者によると、現場には5台の救急車が出動していたという

事件を目撃した男性はBBCに、大きな音がして最初は花火かと思ったが、すぐに銃撃だと気づいたと述べた。警察官は大声で人々に逃げるよう指示していたという。

武装した男が走り去る動画も

ソーシャルメディアには、事件発生時の様子とみられる動画が投稿されている。

銃声らしき音が録音されているものや、武装した男たちがFSB本部から走り去る場面を記録したものもある。

5台の救急車が現場から走り去る場面をとらえたものもある。

ツイッターには、「市民が銃撃犯から走って逃げ、警察は銃撃犯に向かって走っている。ロシアの警察にはいろいろ言えるだろうが、ここでは勇敢さが見える」とのコメントとともに、動画が投稿された。

目撃者の1人はロイター通信に、「交通警察の1人が、自動車に身を隠しながら道路を走って行くのを見た」と述べた。

治安職員の特別休暇を前に

この日の銃撃は、治安職員の特別休暇を目前にしたタイミングで発生した。

プーチン氏は事件直前の記者会見で、この休暇に言及。「あなたたちの任務への専心を弱めてはならない(中略)それは何より対テロに適用される」と述べた。

さらに、「テロリズムはじわじわと深刻化する危険な敵だ。テロとの戦いは、組織的かつ断固として継続しなければならない(中略)予防的、攻撃的な作戦によりテロの防止に力を入れる」と話した。

(英語記事 Deadly shooting at Moscow security HQ

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