ラグビーNZ代表も中国を批判 ウイグル人の対応めぐり

Former New Zealand international player Sonny Bill Williams Image copyright Getty Images
Image caption ラグビーのニュージーランド代表、ソニー・ビル・ウィリアムズ選手は「沈黙」を守ることを批判した

スポーツ界のスター選手が相次ぎ、中国のウイグル人に対する扱いを糾弾するなか、新たにラグビーの世界的有名選手が批判の声を上げた。

ニュージーランド代表のソニー・ビル・ウィリアムズ選手は22日、中国の国旗が描かれた手が東トルキスタン(中国からの分離派が新疆ウイグル自治区を指す名称)の旗が描かれた手をひねっているイラストを、ツイッターに投稿した。

東トルキスタンの手からは、血が滴り落ちている。

ウィリアムズ氏は、「私たちが人間性より経済的利益を選んでいるのは悲しいことだ」とツイートした。

ウィリアムズ氏は、改宗してイスラム教徒になった。

最近、カナダのラグビークラブ、トロント・ウルフパックと契約。一時期、プロのボクシング選手として活躍したこともある。

エジル選手も「沈黙」を批判

ウィリアムズ氏の発言は、サッカーの英プレミアリーグ、アーセナルのMFメスト・エジル選手の批判と共通点がみられる。

イスラム教徒のエジル氏は、同じイスラム教徒のウイグル人への中国の対応について、中国政府と沈黙を守る人の両方を非難。

「コーランが焼かれている…モスクが閉鎖されている…イスラム教の学校が禁止されている…兄弟が収容所に強制的に送られている」とトルコ語でツイートした。

さらに、「イスラム教徒は黙っている。彼らの声は聞こえない」と付け加えた。

これに中国は猛反発。国営テレビはアーセナルの試合の放送を中止した。

エジル氏はまた、世界的に人気が高いサッカーゲームの中国版から削除されている

格闘技選手も

中国外務省の報道官は、エジル氏は「うそのニュースにだまされている」と主張。彼自身が「状況を見に」現地に来るよう呼びかけた。

エジル氏の発言の後、米総合格闘技団体UFCのハビブ・ヌルマゴメドフ選手がインスタグラムに、ウイグル人の歴史に関する投稿をした。ただ、この投稿は削除されたとみられる。

今年7月には、イギリスを含む20カ国以上が、中国によるイスラム教徒のウイグル人への弾圧を非難する文書に署名した。

米議会下院は、ウイグル人に対する「恣意(しい)的な拘束、拷問、嫌がらせ」への対抗を目的とした法案を可決した。

法案が成立するには、上院での可決とドナルド・トランプ大統領の署名が必要。

中国は弾圧を否定

人権団体は、中国ではイスラム教徒のウイグル人コミュニティーの居住者を中心に、約100万人が裁判を経ずに、高度に警備された収容所に拘束されているとみられるとしている。

中国は一貫して、イスラム教徒のウイグル人に対する虐待を否定。暴力的な宗教過激派と闘うため、ウイグル人は「職業訓練センター」で教育を受けていると説明している。

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(英語記事 Rugby star latest to criticise China over Uighurs

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