スター・ウォーズ最新作から同性のキスを削除 米ディズニー

Daisy Ridley in Star Wars: The Rise of Skywalker Image copyright Lucasfilm
Image caption デイジー・リドリー演じるレイは、キスシーンには関係していない

米ディズニーは、人気SF映画「スター・ウォーズ」シリーズの最新作「スカイウォーカーの夜明け」のシンガポール公開版から、女性同士のキスシーンを削除した。

シンガポールの映画規制当局IMDAはBBCに、作品の年齢制限を上げないために、ディズニーが削除したと説明した。

「申請者は、映画の分類ガイドラインでは高い年齢向けの指定が必要となるであろう、短い場面を削除した」と、IMDAの広報担当者は話した。

中国ではノーカットか

ディズニーが他の国でも「スカイウォーカーの夜明け」からキスシーンを取り除いたかは明らかではない。中国ではそのまま上映され、アラブ首長国連邦(UAE)では編集されたと報じられている。

「スター・ウォーズ」シリーズで同性同士のキスシーンはこれが初めて。

Image copyright Lucasfilm
Image caption 「スター・ウォーズ」シリーズの最新作「スカイウォーカーの夜明け」の一場面

ディズニーは、「スター・ウォーズ」シリーズの製作会社ルーカスフィルムを所有している。

ディズニーはBBCのコメント取材に応じていない。

キスシーン抜きだとPG13

キスシーンが無いと、「スカイウォーカーの夜明け」はシンガポールでPG13(13歳未満の子どもの鑑賞には保護者の指導が必要)に指定される。

同性同士のキスシーンを含んだ映画が、どのような指定を受けるのかは不明。シンガポールでは一般的に、G(すべての年齢で鑑賞可能)からR21(21歳未満は鑑賞不可)まで、6段階の指定がある。

同性愛の10代のロマンスを描いたコメディ映画「Love,サイモン」は、IMDAがR21に指定した。一方、世界的な映画情報サイトIMDbはPG13に指定している。

同性愛のカウボーイ2人を描いた映画「ブロークバック・マウンテン」は、シンガポールで2006年にR21に指定され、ノーカットで上映された。

同性の性行為は違法

シンガポールでは同性結婚は認められていない。同性同士の性行為は違法だが、実際に法律違反に問われることはない。

同国には同性愛のバーやクラブがある。性的少数者たちが参加する「プライド」行進も毎年開かれている。

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Image caption シンガポールでは毎年、LGBT(性的少数者)を支援するイベント「ピンク・ドット」が開かれている

昨年は同性愛の男性に対し、代理母の生んだ子どもを養子にすることを認める画期的な判決が言い渡された。

(英語記事 Disney cuts Star Wars same-sex kiss in Singapore

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