【米大統領選】 ブダジェッジ氏、サンダース氏がリード アイオワ党員集会

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Image caption 暫定集計で首位となったピート・ブダジェッジ氏

米大統領選の民主党候補を選ぶアイオワ州の党員集会が3日開かれた。集計作業のトラブルで最終結果の発表が大幅に遅れているが、4日時点の暫定集計ではピート・ブダジェッジ前インディアナ州サウスベンド市長とバーニー・サンダース上院議員がリードしている。

アイオワ州の党員集会は、アメリカのすべての州で開かれる予備選・党員集会の幕開けとなった。

民主党の候補者争いは、これまで20人以上が名乗りを上げたが、現在は11人が選挙戦を続けている。

同州の民主党本部は4日、州内選挙区の71%について集計を終えたとし、ブダジェッジ氏が得票率26.8%、サンダース氏が25.2%と発表した。

この2人に、エリザベス・ウォーレン上院議員が18.4%、ジョー・バイデン前副大統領が15.4%で続いた。

勝者と敗者

BBCのアンソニー・ザーカー北米担当記者は、サンダース氏とブダジェッジ氏が明らかな勝者となった一方、バイデン氏は明らかな敗者となったと論評。

世論調査でリードしていたバイデン氏は、初戦でいい結果を出し、欠陥ある先頭走者との懸念を払拭することを狙ったが、その懸念が逆に広がることになったと述べた。

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4日夕に発表された、同州の全99郡の結果をまとめたとする別の暫定集計によると、エイミー・クロブシャー上院議員は12.6%、企業家アンドリュー・ヤン氏は1.1%だった。トム・スタイヤー氏とタルシ・ギャバード下院議員は1%に満たなかった。

ただ、州党本部はまだ勝者を発表していない。技術的な不具合が遅れの原因となっている。

アプリのエラーか

トロイ・プライス州党本部長は4日の記者会見で、集計作業の混乱は「単純に受け入れられない」と述べた。

プライス氏は、「今回のことを深く謝罪する」と表明。集計に使ったアプリについて、「コードのエラーがあった」と述べた。また、党員集会の結果データは保存されているとし、しっかり検証すると約束した。

Image caption アイオワ州の民主党党員集会の得票率(集計率71%)。上からブダジェッジ氏、サンダース氏、ウォーレン氏、バイデン氏、クロブシャー氏、ヤン氏(数値はアイオワ州民主党本部の発表)

この会見より前に、州党本部の関係者はトラブルの原因について、「ハッキングや侵入」によるものではないと述べていた。

州党本部では、州全域にスタッフを派遣し、党員集会の結果を証明する書類を回収している。

それらの結果と、アプリで送信された結果との照合を進める。アプリをめぐっては、多くの選挙区の担当者が不具合に見舞われたと述べている。

共和党の大統領候補の座をほぼ確実にしているドナルド・トランプ大統領は、アイオワ州の党員集会について、「まったくの大失態」と述べた。

ブダジェッジ氏はどんな人?

ブダジェッジ氏は38歳。もし大統領選に勝利すれば、同性愛を公言している初の米大統領となる。

人口10万人強のインディアナ州サウスベンドの市長をつとめた。

ハーヴァード大学で学び、ローズ奨学生としてオックスフォード大学にも通った。アフガニスタンで兵役を経験し、コンサルタント会社マッキンゼーで勤務したこともある。

マコーレー・カルキン氏やブリトニー・スピアーズ氏より若い。候補者争いのライバルたちは、大統領としてはあまりに経験不足だとしている。

しかしブダジェッジ氏は、ワシントンの行き詰まりを打破し、トランプ氏を倒すことができる革新的なアウトサイダーだと自らについて語る。

ブダジェッジ氏は4日夕、ニューハンプシャー州で選挙運動中、暫定集計を歓迎するとし、こう述べた。

「1年前、スタッフ4人と始めた選挙運動では、知名度がなく、お金もなく、大きなアイデアがあるだけだった。挑戦の意味すらないと言われた選挙運動が、いまでは党候補者選びで先頭に位置し、現在の大統領を将来へのよりすぐれたビジョンをもつ人に換えようとしている」

(英語記事 Buttigieg and Sanders lead after Iowa vote chaos

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