世界的オペラ歌手ドミンゴ氏、セクハラ疑惑で謝罪

Plácido Domingo Image copyright Getty Images

世界的なオペラ歌手プラシド・ドミンゴ氏が24日、同氏からセクハラを受けたと告発している複数の女性に謝罪した。

ドミンゴ氏をめぐっては複数のハラスメント(嫌がらせ)や不適切な振る舞いが指摘されており、これまでに20人の女性が告発している。

複数の疑惑を受け、ドミンゴ氏は昨年10月、ロサンゼルス・オペラの芸術監督を辞任した。ドミンゴ氏は疑惑を全て否定している。

ドミンゴ氏は24日付の米紙ロサンゼルス・タイムズに掲載した声明で、「女性たちが、やっと声をあげられると思えたことを尊重したい」と話した。

「私が引き起こした苦痛について、心から申し訳なく思っていることを知ってもらいたい」

その上で、「自分の行動に対する責任を全て受け止めており、自分はこの経験で成長した」と述べた。

アメリカのオペラ歌手などを代表する労働組合は先に、ドミンゴ氏に対する調査を発表。それによると、同氏は「仕事の環境内外で、ふざけて口説いたり、性的関係を迫ったりと、さまざまな不適切な行動を重ねていた」とされる。

<関連記事>

ドミンゴ氏の振る舞いについては、昨年8月のAP通信報道で発覚した。中には1980年代にさかのぼるケースもある。

AP通信は、ドミンゴ氏がしばしば複数の女性に性的関係を迫り、それを拒否した女性には仕事上の制裁を与えたと報じた。

今回発表された声明でドミンゴ氏は、「過去数カ月にわたり、さまざまな同僚が私に対して持ち上げた疑惑について、振り返っていた」と語った。

「一部の女性が、正直に意思表示をすれば自分のキャリアに悪影響があると恐れていたのだと、今では理解した。だが私にそのつもりはなかった。誰もそのような思いをさせられてはならない」

こうした中、英ロイヤル・オペラ・ハウスは、ドミンゴ氏が予定通り、今夏の演目に出演する予定だと発表した。ドミンゴ氏は6月から「ドン・カルロ」に出演する。

79歳のドミンゴ氏は現在も精力的に活動しており、世界中でコンサートが売り切れになっている。

(英語記事 Plácido Domingo apologises to accusers

この話題についてさらに読む