パリでも人種差別抗議集会、警察と衝突 催涙ガス使用

French riot police forces detain a protester during a rally as part of the "Black Lives Matter" worldwide protests against racism and police brutality, on Place de la Republique in Paris on 13 June 2020

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警察暴力と人種差別に抗議する集会で、参加者を取り押さえる機動隊(13日、パリ)

黒人に対する警察の過剰暴力と人種差別に抗議するデモが、アメリカからフランスにも飛び火し、パリ中心部では13日、抗議に参加した人たちと機動隊が衝突した。

パリ中心部のレピュブリック(共和国)広場では、人種差別反対を訴える約1万5000人が集まった。無許可の行進を敢行しようとして警察に規制されたため、投石が始まり、機動隊は催涙ガスでこれに応酬した。

集会は許可されていたものの、行進は許可されていなかった。オペラ座地区への行進は、沿道の店舗や事業所への被害を懸念して禁止されていた。

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警察暴力と人種差別に抗議する人たち

パリのデモは、2016年にパリ郊外で黒人男性アダマ・トラオレさん(当時24)が逮捕され、警察車両の中で意識を失い、警察署で死亡した事件に抗議するもの。「アダマ・トラオレに正義を」と訴える抗議者たちは、「正義がなければ平和もない」などとシュプレヒコールを繰り返した。

トラオレさんの姉妹のアッサ・トラオレさんもデモに参加し、「社会的、人種的、警察暴力を非難しよう」と呼びかけた。「アメリカで起きていることはフランスでも起きている。兄弟たちが死んでいる」とも主張した。

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「アダマ・トラオレのために正義を」と訴える人たち

フランス共和国を象徴するマリアンヌ像の台座に上り、彫像のひとつの口に「私たちは息ができない」と書かれた幕を垂らした人もいた。

「息ができない」という言葉は、各地のデモのきっかけになった黒人男性ジョージ・フロイドさんが、米ミネアポリスで5月末に警官に暴行され死亡する際に口にした言葉。2014年にニューヨークで警官に首を絞められた黒人男性エリック・ガーナーさんも、「息ができない」と訴えた後に死亡した。

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共和国を象徴する像の台座に星条旗と「私たちは息ができない」と書かれた幕を垂らす抗議者

地元紙ル・パリジャンによると、26人が警察の職務質問を受けた。抗議者たちは夕方までには散会した。

パリ以外でも、リヨンやマルセイユなど複数の都市で、小規模な抗議集会が開かれた。

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オペラ座地区への行進を阻止する機動隊(13日、パリ)

フランス警察への抗議とは

フランスの警察監視団体によると、昨年は1500件近い警察に対する苦情を受理し、その半数は暴力被害を主張する内容だったという。

5月にはパリ近郊ボンディで、スクーターを盗もうとした疑いで拘束された14歳少年が、警察によって重傷を負ったとされる事件があった。

クリストフ・カスタネル内相は8日、警官が容疑者を羽交い絞めにして首を絞める逮捕術を禁止した。

内相はさらに、警察における人種差別は「一切容認しない」と公約し、人種差別が強く疑われる警官は休職させると述べた。

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「警察がなければ平和はない」と訴える警察労組(12日、パリ)

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11日には南部マルセイユで警官たちが手錠を地面に落として抗議した

これには多くの警官や警察労組が強く反発し、自分たちの間に人種差別がはびこっている事実などないと主張。12日にはパリ中心部のシャンゼリゼに多くの警官が集まり、地面に手錠を投げつけて抗議した。

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アメリカの警察の歴史的問題 脱走奴隷の追跡から始まり