インド、鉄道車両を隔離病棟に 新型ウイルスの感染拡大で

Delhi station platform, 1 Jun 20

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デリー駅のホームを歩く女性(6月1日撮影)

新型コロナウイルスの感染が拡大しているインドのデリーで、鉄道車両500両が新たに、新型ウイルス患者の病室として使われることになった。これにより、8000床が確保できるという。

インドでは4月、パンデミックを受けて鉄道網の大半で運行を中止してから、車両を隔離病棟として利用している。

アミット・シャー保健相は新しい緊急対策の一環としてこの計画を発表。同時に、検査を急いで拡大し、介護施設も新型ウイルス患者のために利用するとした。

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インドでは現在、毎日1万2000人近くの感染者が報告されている。当局によると、全体の感染者数は32万922人と、アメリカとブラジル、ロシアに次いで世界で4番目に多い。

米ジョンズ・ホプキンス大学の集計では、インドでの死者は9520人となっている(日本時間15日午後4時現在)。

現地紙ヒンドゥスタン・タイムズによると、デリーの感染状況はマハラシトラ州とタミル・ナードゥ州に続いて、国内で3番目に悪いという。

また、デリーでは私立と公立の病院を合わせて、COVID-19の患者を収容できる病床が9698床あり、そのうち4248床が空いている。

ホテルや宴会場も

デリー首都圏のアルヴィンド・ケジリワル首相は、さらにホテル40軒と宴会ホール77カ所を臨時の病院にする計画を掲げている。

インド政府は、3月25日から続いているロックダウン(都市封鎖)の解除計画を5月に発表。制限が緩和されるにつれて自動車や飛行機の利用が増え、企業や店舗も営業を再開している。また、市場なども混在が始まった。

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「260キロ歩くしかない」 インド封鎖、出稼ぎ労働者が大移動

インドのロックダウンは経済に大きな影響を与え、数百万人が失業した。特に、低賃金で働く移民労働者が大きな打撃を受けている。また、食料のサプライチェーンも危機にされされた。