ニュージーランド、感染者2人確認 イギリスから特別入国

Auckland International Airport

画像提供, Getty Images

画像説明,

ニュージーランド・オークランド国際空港

新型コロナウイルスの感染者がいなくなったとして制限を全面解除しているニュージーランドで16日、2人の新規感染者が確認された。24日間続いた新規感染者ゼロの記録が途切れた。

当局によると、新たに感染が確認された2人はともに女性で、30代と40代の家族同士。

親の葬儀に出席するため、特別な許可を得てイギリスを出国し、ドーハとオーストラリア・ブリスベンを経由して今月7日にニュージーランドに到着。隔離状態に入っていた。

<関連記事>

ニュージーランドは、新規感染者ゼロの状態が24日間続いていた。9日には、国内の感染者がいなくなったとして、行動制限をすべて解除した

しかし、厳しい入国制限は続けており、同国民と不可欠な労働者だけが入国を認められている。

ただ、例外はある。保健省のアシュリー・ブルームフィールド長官は、「渡航の承認手続きの一環として、了承済みの計画」があると述べた。

死期の近い親を訪ねて

感染が判明した女性2人については、国籍がイギリス、ニュージーランド、またはそれ以外なのかは明らかになっていない。

ブルームフィールド氏の16日の説明によると、2人は隔離のためオークランドのホテルに滞在し、危篤状態の親を訪ねるため12日に例外措置を申請した。親は同日夜に亡くなった。

2人は13日、ウェリントンへの移動許可を受けた。うち1人は「軽い症状」がみられたが、持病によるものだと考えていた。

ウェリントンには自家用車で移動し、公共交通機関は使わなかったという。女性2人はウェリントンでは、ひとつの家族の家で過ごした。この家族は現在、自主隔離をしている。

2人は15日に検査を受け、16日に陽性の結果が出た。

特例でも陰性確認を条件に

ブルームフィールド氏は、今後は「特例措置で隔離状態から出る人は、テストで陰性を確認」してからにするよう要請した。

ニュージーランドでは今月8日以降、入国者は全員、新型ウイルスの感染症(COVID-19)の検査を受け、14日間の隔離に入ることになっている。

同国は8日夜、同国の警戒システムにおいて、警戒レベルを4段階の1番下に変更。新型ウイルスが大流行する前の状態に戻った、世界で数少ない国の1つとなった。

国境を素早く封鎖し、全国的なロックダウン(都市封鎖)を実施するなど、同国の感染対策は高く評価されている。

新たな感染者が見つかったことで、ニュージーランドで確認された新型ウイルスの感染者は1506人となった。死者は22人にとどまっている。

感染対策

在宅勤務・隔離生活