「20世紀フォックス」のブランド名、ディズニーが廃止

Walt Disney has brought to an end one of the best-known names in the entertainment industry.

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米娯楽・メディア大手ウォルト・ディズニーは、エンターテイメント産業で最もよく知られたブランド名の「20世紀フォックス」を廃止した。

ディズニーはこのほど、所有するテレビスタジオのうちの1つ、「20世紀フォックス・テレビジョン」の名前を「20世紀テレビジョン」に変更した。

ディズニーは昨年、メディア王ルパート・マードック氏が率いるフォックスから、713億ドル(約7兆6000億円)で大半の事業を買収。

85年の歴史があった映画スタジオの「20世紀フォックス」もその1つだった。今年1月には、その名前を「20世紀スタジオ」に改名していた。

ロゴはそのまま

ディズニーは他にも名称変更を進めている。ABCスタジオとABCシグネチャー・スタジオは「ABCシグネチャー」に改名。フォックス21テレビジョン・スタジオは「タッチストーン・テレビジョン」にする。

ディズニーのテレビジョン・スタジオのクレイグ・ハニグス社長は、「私たちの新しいスタジオの名前とロゴは、ABCシグネチャー、20世紀テレビジョン、タッチストーン・テレビジョンにとって新しい時代を刻むことになる。同時に、それぞれの豊かな歴史と、ウォルト・ディズニー・カンパニーの創造力をたたえるものだ」と声明で述べた。

改名後の「20世紀」関連のテレビと映画は、有名なファンファーレと、サーチライトのロゴは残している。

テレビのヒット番組を制作

20世紀フォックス・テレビジョンは、その歴史を1949年までさかのぼる。「バットマン」シリーズや「M*A*S*H」、「ザ・シンプソンズ」などの有名テレビ番組を制作した。

今年になって20世紀フォックスが改名された際には、ディズニーがマードック氏所有の極めて党派的、右翼的なフォックス・ニュースから距離を取りたがっているのではないかと取りざたされた。

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20世紀フォックスは「ザ・シンプソンズ」などの人気テレビ番組を制作した

ディズニーはABCを所有しており、米報道界ですでに大きな存在となっている。動画配信サービス分野でも、ディズニー+(プラス)でネットフリックスに勝負を挑んでいる。

映画スタジオの20世紀フォックスは、「アバター」や「タイタニック」などの大ヒット作品を生み出したことで知られる。

1935年に20世紀ピクチャーズとフォックス・フィルムズが合併して誕生したスタジオだった。

一方、ディズニーの映画製作は、「白雪姫」を作り出した1937年にさかのぼる。現在、スターウォーズ関連作品を製作するルーカスフィルムや、マーべル・スタジオを擁している。