渡り鳥が大量死、山火事や急な雪が原因か 米ニューメキシコ

A mountain bluebird feeds on juniper berries in New Mexico

画像提供, Getty Images

米ニューメキシコ州でここ数日、何千羽もの渡り鳥が死んでいるのが発見され、生物学者が警鐘を鳴らしている。

ニューメキシコ州立大学のマーサ・デズモンド教授は地元メディアの取材に対し、大量死の原因は謎だが、山火事の煙や、急激に寒くなった気候が関係しているのではないかと話した。

現在までに確認された鳥の死骸は「数百万羽」に上るという。

北米ではここ数年、鳥類の生息数が大きく減っている。

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ニューメキシコ州の生物学者はさらなる調査のために、住民に情報提供を呼びかけている。

目撃者によると、アメリカムシクイやツバメ、ルリツグミといった鳥が、死ぬ前に不可解な行動を取っていたという。

デズモンド教授は「厳しい状況だ。こんなひどい状況は見たことがない」と語った。

「現地で鳥の死骸を手に取って、それがどこまで広がっているかと見渡すと、そこら中にある」

サンタフェ国立森林公園のフェイスブックアカウントは、「説明できない鳥の大量死が発生し、生物学者が懸念している」と、森林での様子を掲載した。

ニューメキシコ州のほか、近隣のコロラド州、アリゾナ州、テキサス州といった米南西部の各州でも、鳥類の死骸の報告が増えているという。

米西海岸で起きている山家事の煙は、鳥の肺にダメージを与えているとも、渡り鳥にルート変更を余儀なくさせているとも言われている。

また、コロラド州で突然降った雪も大量死の原因かもしれないと、デズモンド教授は指摘。詳しくは死骸の調査をしてみないと分からないと語った。