世界陸連会長、五輪での人種差別抗議を支持 東京で表明

Lord Coe speaks at Tokyo's National Stadium

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世界陸連のコー会長は東京の国立競技場を視察した(7日)

世界陸連のセバスチャン・コー会長は8日、来年開催の東京オリンピック・パラリンピックの施設を訪れ、選手たちはオリンピックで政治的な抗議を表明する権利をもつべきだとの考えを示した。

現在の五輪規則は、あらゆる「デモ」や、「政治的、宗教的、人種に関する宣伝行為」を禁じている。

しかし、「Black Lives Matter(BLM、黒人の命も大事)」運動の高まりを背景に、規則の変更を求める声が高まっている。

コー会長は、「私の考えは明快だ。アスリートが表彰台で片膝をつくことを望むなら、それを支持する」と述べた。

片膝をつくポーズは、人種差別問題への共闘を示すものとして広がっている。

コー会長はまた、「アスリートは世界の一部であり、自分たちが生きている世界を反映したいと思っている。私にとって、それは完全に受け入れられることだ」とした。

国際オリンピック委員会(IOC)はすでに、この問題についてアスリート側と対話すると表明している。

「素晴らしい大会になる」

コー会長はこの日、東京五輪のメインスタジアムとなる国立競技場を視察した。同競技場は2020年の夏季オリンピックのために一新された。

東京オリンピックは新型コロナウイルスの流行を受け、開幕が来年7月23日に1年間延長された。

コー会長は、日程変更となったオリンピックについての「安心感」を得るために訪日したと説明。「いくらかの調整や変更が必要かもしれないが、こうした状況でも素晴らしい大会になると確信している」と話した。

東京オリンピック・パラリンピックの大会組織委員会は7日、簡素化によってコストを約300億円削減すると発表した。