中国の全人代、香港の「愛国者」選挙制度見直し案を採択

The new red flag of the Special Administrative Region (SAR) flies over Hong Kong

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選挙制度の変更をめぐっては、香港の反体制派が実質的に消滅するとの批判が出ている

中国の全国人民代表大会(全人代、国会に相当)は11日、強い批判が出ていた香港の選挙制度の見直しに関する「愛国者による香港統治」決定案を採択した。中国による香港の締め付けが強まることが予想される。

採択された決定案では、香港の選挙において、民主的に選出される候補者を減らし、中国政府寄りの委員会が審査で認める「愛国的な」候補者を増やす。

この案の採択は広く予想されていた

この日の全人代では、賛成2895、反対0、棄権1で採択された。

詳細な内容はこれから作成され、数カ月以内に香港で施行されるとみられる。

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全人代には数千人の代表者が集まった

昨年の全人代では、香港国家安全維持法(国安法)案を可決した。実質的に香港の自治権を弱め、デモ参加者の処罰を簡単にする内容で、やはり強い批判を招いていた。

毎年開催される全人代は5日に開幕。中国で最も影響力がある政治諮問機関、中国人民政治協商会議(CPPCC)とほぼ並行して開催されてきた。

それらは2大会議として知られ、1週間にわたって続く。

今年の全人代では、経済成長目標や環境政策も政府によって議題とされ、ともに承認された。