ビル・ゲイツ氏、MS役員退任に20年前の不倫が関係か 社内調査も

Bill Gates

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米マイクロソフトは17日、2020年に共同創業者のビル・ゲイツ氏(65)が役員を退任した直前に、同氏にかけられた20年前の不倫疑惑について調査を始めていたことを明らかにした。

マイクロソフトの広報担当者によると、2019年末に「ゲイツ氏が2000年に女性従業員に関係を迫ろうとした」という苦情が寄せられたという。

同社はその後、法律事務所と共に調査を開始し、苦情を訴えた従業員を支援したとしている。

一方ゲイツ氏の広報担当者は、この調査と引退には全く関係がないと述べている。

ゲイツ氏は先に、妻のメリンダ・ゲイツさんとの離婚を発表したばかり。2人は結婚27年目だった。

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マイクロソフトの広報担当者は、「役員会は徹底的な調査を行うため、法律事務所の協力の下、懸案を検討した」と説明した。

「また調査中、マイクロソフトは苦情を寄せた従業員に多大な支援を行った」

ただ、ゲイツ氏が役員の座を退いたことから、調査は結論には至らなかったという。

ゲイツ氏は昨年、メリンダさんと共同で創設したビル・アンド・メリンダ・ゲイツ財団の慈善活動に集中するためとして役員を退任した。

しかし米紙ウォール・ストリート・ジャーナルは16日、ゲイツ氏の行動を不適切とマイクロソフトが認めたため、ゲイツ氏は引退せざるを得なかったと報じた。

ゲイツ氏の広報担当者は同紙の取材で不倫関係があったことを認めたものの、引退との関係は否定した。

「20年前の出来事で、友好的に終わった関係だ」

「ゲイツ氏の役員退任は、この件とは無関係だ。実際、ゲイツ氏はこの数年前から、慈善活動にもっと時間を割きたいと話していた」

ビル・アンド・メリンダ・ゲイツ財団はBBCの取材に対し、広報担当のコメントの通りだと答えた。

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米経済誌フォーブスによると、ゲイツ氏の資産総額は1240億ドル(約13兆5300億円)で、世界長者番付で4位。1970年代に共同で立ち上げたマイクロソフトはその後、世界最大のソフトウエア会社になった。

米報道によると、ゲイツ氏とメリンダさんは、離婚発表前に巨額資産の分割方法で合意書を交わしていたという。

ゲイツ夫妻は、ワシントン、フロリダ、ワイオミング各州に資産価値が数百万ドル相当の不動産を複数所有するとみられる。主な住居はワシントン州メディアの湖沿いにある邸宅で、その資産価値は1億2700万ドル(約140億円)以上とされる。

ビル・アンド・メリンダ・ゲイツ財団は、感染症対策や幼児の予防接種推進など、数々の人道支援活動に数十億ドルもの巨額を寄付してきた。2人は離婚成立後も、財団の仕事は共同で続ける方針を示している。