米ワシントンで銃撃、2人負傷 ホワイトハウスから約1.5キロの飲食店で

Police officers stand outside a restaurant after a shooting in Washington, DC, on July 22, 2021

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米ワシントンのメキシカン料理店の外で銃撃事件が起きた(22日)

米ワシントンで22日夜、ホワイトハウスから約1.5キロの高級住宅街にあるレストランで、銃撃事件があり、2人が撃たれた。

20発以上の銃弾が飛び交う中、屋外のテーブル席にいた客は逃げ出し、身を潜めた。

目撃者の話によると、犯人はローガンサークル地区にあるメキシコ料理店に向かって発砲した後、車で逃走した。

この事件で2人が負傷した。地元警察はこのうち1人が狙われていたとみている。

ワシントンDCだけでなくアメリカの多くの都市では、ほとんどの凶悪犯罪の発生率が低下している一方で、銃犯罪は増加している。

ワシントンの犯罪統計によると、銃を使った暴行事件の発生率は2018年以降、毎年上昇している。今年に入ってからはこうした事件が471件報告されている。昨年の今頃は434件だった。

ただ、ワシントンの銃暴力のほとんどは、貧しい地域の南東地区と北東地区に集中している。

首都警察のロバート・コンティ本部長は記者会見で、22日夜の銃撃事件に警官が「5秒以内」に対応できたのは、すでに同地域で発生した別の銃撃事件の捜査を進めていたからだと説明した。

事件の目撃者の中には、米CNNのジム・アコスタ記者もいた。

「ワシントン北西部の14番街で銃声のような音が聞こえてきた。数ブロック先にあったとみられる人気レストラン『Le Diplomate』から逃げ出していた」と、アクスタ氏はツイートした。

店内にいるときに銃撃が始まったというジェス・デイヴィッドソン氏(27)は、「恐ろしい」、「死ぬかと思った」とBBCに語った。

「(銃撃は)アメリカに住んでいると常に恐れていることだが、いざという時のために準備できることは何もない」とデイヴィッドソン氏は述べた。「ものすごく頭にくる。こういう思いを大勢が、毎日ショッピングモールや野球の試合、映画館、学校でしている」。

ジョー・バイデン大統領は一部の銃規制や、犯罪歴などの調査を強化し、銃犯罪に対処していくとしている。

しかし、バイデン氏は困難な課題に直面している。銃を所持する権利は合衆国憲法修正第2条によって保障されており、銃規制法が憲法上の権利を侵害していると考える人は多い。

米司法省は22日、ワシントンを含む5つの主要地域で、違法な銃売買を抑制する警察の「対応チーム」を設置したと発表した。