英労働党議員、下院でジョンソン首相を「うそつき」と呼び退場

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ジョンソン英首相を「うそつき」と呼び退場、労働党議員の演説

イギリス下院で22日、最大野党・労働党のドーン・バトラー議員(ブレント・セントラル選出)が、ボリス・ジョンソン首相を「うそつき」と呼び、発言を撤回しなかったことから、議場から退場させられた。

イギリスの下院では、議員が議場内で他の議員をうそつきと非難することが禁じられている。

バトラー議員は、ジョンソン首相が「下院や国に対し、何度もうそをついてきた」と述べた。

これについて、ジュディス・カミンズ副議長代理が発言の撤回を求めたものの、バトラー議員はそれを拒否したため、退場を命じられた。

「下院をだましていた」

この日は、議会が夏休みに入る前の最後の審議が行われていた。

バトラー議員は演説の中で、ジョンソン首相が新型コロナウイルスのパンデミック中、「下院をだましていた」と攻撃。過去にジョンソン首相が発表した経済成長や看護師奨学金、国民保健サービス(NHS)への投資に関する声明を、不誠実の証拠だと引用した。

下院の運営規則では、議員が罵詈雑言(ばりぞうごん)を口にしたり、他の議員を酔っ払い、うそつきなどと非難することを禁じている。

カミンズ副議長代理はバトラー議員の演説をさえぎり、「自分の発言をよく考え、必要なら記録を訂正すべき」だと述べた。

これに対してバトラー議員は、「結局のところ、首相はこの議会で何度もうそをついてきたのに、うそをついた当人ではなく、うそを糾弾することが問題になるのはおかしな話だ」と返した。

バトラー議員はさらに発言の訂正を求められたものの、「発言について考えた結果、首相がうそをついたという真実を、誰かがこの下院で語るべきだと思う」と述べた。

これを受けてカミンズ副議長代理は、この日の審議中は議場から退場するようバトラー議員に命じた。

BBCは、この件について首相官邸にコメントを求めている。