イギリス、アフガン難民2万人を受け入れへ タリバン復権で

ジョージ・ボウデン、BBCニュース

Afghan people sit along the tarmac as they wait to leave the Kabul airport

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カブール空港の滑走路で座り込むアフガニスタンの人たち

英政府は17日、アフガニスタンでタリバンが実権を握ったのを受け、同国の難民を最大2万人受け入れると公約した。

政府の新たな計画では、今後数年の間に、最大2万人のアフガニスタン人がイギリスで定住できるようにする。

1年目は5000人を対象とし、成人女性と少女、その他の困難度の高い人を優先する。

ボリス・ジョンソン首相は、「過去20年間、アフガニスタンをよりよい場所にするため、私たちと共に努力したすべての人々に対し、イギリスは恩義がある」と述べた。

「そうした人たちの多くは、特に女性は、早急な支援を必要としている。そうした人々と家族を対象に、イギリスがここで安全に暮らすための道を整備したことを誇らしく思う」

プリティ・パテル内相は英紙デイリー・テレグラフへの寄稿で、「イギリスだけでは不可能だ」と主張。他の国々に支援を強く求めた。

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これに対し野党からは、「2万人は目標ではなくスタート地点であるべき」(自由民主党のレイラ・モラン外務広報担当)などと、対策が不十分だとする批判が上がっている。

BBCのニック・アードリー政治担当編集委員によると、新たな計画は、シリア戦争に絡んで2014~2021年に2万人をイギリスに移住させた計画に大まかに基づいているという。

既存計画に上乗せ

新たな計画は、イギリスのため通訳などとして働いたスタッフのための既存の計画に追加される。

既存計画では、約5000人のアフガニスタン人とその家族が対象となるとみられている。

政府は新計画について、「国の安全保障を損なうものではない」と強調。すべての入国者は「厳しい保安検査」を通過しなくてはならないと述べた。

英議会はすでに招集されており、ジョンソン首相は18日午前9時半から下院で、アフガニスタン情勢について議論する。

首相官邸によると、ジョンソン氏はアメリカのジョー・バイデン大統領と17日夕、カブールの撤退について話し合ったという。

報道官によると、両者はできるだけ多くの人々が出国できるよう努めることで合意。「首相は、過去20年間のアフガニスタンの前進を失わず、テロの脅威から自国を守り、アフガニスタン国民を支援し続けていくことの重要性を強調した」という。

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タリバン復権 徐々に高めた存在感、高まる国民の不安

出国者を乗せた軍用機が到着

オックスフォードシャーにある英空軍のブライズ・ノートン基地には17日夜、イギリス人とアフガニスタン人を乗せてカブールをたった空軍機が着陸した。

外務省は、アフガニスタンにいるすべてのイギリス国民に出国を指示している。

出国オペレーション責任者の軍幹部サー・ベン・キーは、オペレーションが「全速力で進めらている」と説明。一方で、政情が変化しており、「止まって待つ余裕」はないと述べた。

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英空軍のブライズ・ノートン基地に17日夜に到着した軍用機

アフガニスタンのブリティッシュ・カウンシルで働いていたアフガニスタン人男性は、タリバンの支配から逃れようとしている1人だ。イギリスのために働いたことで報復を受ける恐れがあると感じている。

男性は1カ月以上前に英政府の移住プログラムに応募したが、まだ承認されていないと、BBCラジオの番組で話した。

「タリバンが私たちの家をうろつき、あらゆる場所に姿を見せている。私はすでに彼らから、一種の通告、一種の警告を受けている」

「私は大泣きした。給料や他のものを失ったから泣いているのではない。家族のことを考えて泣いているのだ。娘が3人と妻が1人いるが、私以外に彼女たちを支える人はいない」

「もし私が死んだら、誰が彼女たちを支えるのか」