【東京パラ】 車いすテニス、国枝が2大会ぶり金 上地・大谷ペアは銅

Tokyo 2020 Paralympic Games - Wheelchair Tennis - Men's Singles Gold Medal Match - Ariake Tennis Park, Tokyo, Japan - September 4, 2021. Shingo Kunieda of Japan in action against Tom Egberink of the Netherlands REUTERS/Ivan Alvarado

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男子シングルス決勝で国枝慎吾は終始、主導権を握り続けた

東京パラリンピックは4日、車いすテニスが有明テニスの森で最終日を迎え、男子シングルスの国枝慎吾(37)が2大会ぶり3個目の金メダルを獲得した。女子ダブルスでは、上地結衣(27)と大谷桃子(26)のペアが銅メダルを勝ち取った。

国枝は今大会、シングルス4試合をすべてストレート勝ちし、この日の決勝に進んだ。

相手は前日にダブルス3位決定戦で対戦した、トム・エフべリンク(28、オランダ)。その試合は国枝ペアが敗れ、メダルを逃していた。

第1セット、エフべリンクが最初のゲームで、国枝のサーブをまずブレーク。しかし国枝は焦ることなく、多彩なショットを繰り出し、エフべリンクのミスを誘った。

要所では積極的にネットを取り、素早い攻撃でエフべリンクを圧倒。国枝は6ゲームを連取し、6-1でこのセットを奪った。

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トム・エフべリンクは国枝の厳しいボールに手こずった

第2セットに入っても、国枝の勢いは止まらなかった。最初のゲームでエフべリンクのサーブをブレーク。第5ゲームでも再びブレークに成功し、4-1とリードを広げた。

マッチポイントでは、ストローク戦でエフべリンクがフォアをネットにかけ、6-2で試合終了。国枝はこみ上げる思いをかみしめた。その場面の動画は、大会主催者側がツイッターに投稿した

NHKによると、国枝は9歳の時に脊髄の病気で下半身が不自由になり、車いすテニスを始めた。

シングルス3連覇がかかった前回リオデジャネイロ大会では、右ひじの痛みが悪化し、準々決勝で敗退。日刊スポーツによると、その後も痛みとの戦いは続き、負荷の軽いフォームに改造するなどしてきたという。

国枝は試合後、「こうして東京パラリンピックで金メダルを取れるなんていうのは、リオ終わった直後は信じられなかった。この舞台に立たせてくれて、本当に感謝の気持ちでいっぱいです」と語った。

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上地は2個目のメダル

一方、女子ダブルスの3位決定戦では、上地・大谷ペアが中国の王紫瑩(23)・朱珍珍(32)ペアに6-2、7-6で勝利。この種目では日本初となるメダルを獲得した。

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上地結衣(左)と大谷桃子は息の合ったプレーを見せた

第1セット、日本ペアは第1、第5ゲームの朱のサービスをともにブレーク。このセットを取った。

第2セットも日本ペアは、最初のゲームで朱のサービスを三度ブレーク。その後、王のサービスもブレークし、3-0とリードした。しかし、中国ペアはここから粘りを発揮。大谷にボールを集め、5-4とリードを奪った。

その後、6-6となってタイブレークに突入。中国ペアが3-0と先行したが、日本ペアはそこから一気に7ポイントを取ってタイブレークを制し、3位決定戦に勝利した。

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銅メダルを手にした上地(左)と大谷

大谷は試合後、「上地選手とダブルスを組むからには、メダルを獲得して帰らなくてはいけないというのは絶対だと思っていたので、ほっとしています」と話した。

上地は、「これまでの大会はチャンスがあっても形にできなかった。今回初めて、結果として、形として残るものができたというのはすごくうれしい。これまで一緒に戦ってきた先輩方にもお見せしたいなと思います」と、銅メダル獲得を喜んだ。

上地は4日の女子シングルスの銀に続き、メダルは今大会2個目。

NHKによると、大谷は高校時代、硬式テニスで全国高校総体に出場するなど活躍。卒業後に右足がけいれんするようになり、20歳で車いすテニスを始めたという。

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