豪南東部メルボルン近くでM5.9の地震 建物に被害

Rubble from a shop on the street in Chapel St, Victoria

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メルボルンの人気繁華街チャペル・ストリートも地震の被害を受けた

オーストラリア2番目の規模の都市メルボルン近くで22日午9時15分ごろ、マグニチュード(M)5.9の地震が発生し、建物に被害が出た。地震の規模の速報値はM6.0だったが、後にM5.9に修正された。

豪政府の地質調査機関ジオサイエンセス・オーストラリアによると、震源はメルボルン北東にあるヴィクトリア州の州都マンスフィールド付近。震源の深さは10キロ。

続いてM4.0とM3.1の余震が観測された。

ソーシャルメディア上の映像によると、人口約500万人のメルボルン市内で複数の建物が被害を受けている。負傷者の報告はまだないという。

国連総会のため訪米中のスコット・モリソン首相は、「重傷の報告はなく、それは朗報だ」とコメント。オーストラリアで地震は珍しいため、「きわめて動揺する出来事」だと述べた。

メルボルンの地元メディアによると、市内では複数の高層ビルや市営病院が緊急退避の対象になった。路面電車の運行も一時停止された。

揺れは近隣のサウスオーストラリア州やニューサウスウェールズ州でも感じられた。

プレート上の中央に位置するオーストラリアでは、大規模な地震は珍しいとされている。

メルボルンは現在、新型コロナウイルスの感染拡大のためロックダウン状態にある。

ヴィクトリア州の災害対応を担当するステート・エマージェンシー・サービス(SES)は住民に、余震に警戒するよう呼びかけている。

「ヴィクトリア州にいるなら、危険な状態です。余震に備え、被害に遭った建物や他の危険物から離れてください。緊急事態を除いて、運転は控えてください」と、同州SESは住民に呼びかけた。

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メルボルンでは一部の道路が立ち入り禁止となった

サウスオーストラリア州のスティーヴン・マーシャル州首相は、同州ですでに余震が検知されていると述べた。マイケル・マコーマック連邦下院議員は、ニューサウスウェールズ州ワガワガで「地面が激しく揺れていた」と話した。

豪公共放送ABCは、朝の情報番組の司会者たちが地震発生に反応する様子の映像をツイッターに掲載した。

「これは地震? それとも構造上の何か?」と、マイケル・ロウランド司会者が番組プロデューサーたちに尋ねた後、「今のは大きかったな」と口にしている。