132人乗った中国東方航空のボーイング737型機、山林に墜落

画像提供, Alamy
中国国営テレビは、墜落現場へ急行する救助隊の様子を映した
中国広西チワン族自治区の山林で21日、乗客と乗員132人が乗った中国東方航空のボーイング737-800型機が墜落した。
墜落したMU5735便は雲南省昆明から広東省広州市へ向かっていたが、広西チワン族自治区で墜落し、炎上した様子。救助隊600人以上が現場に入っているが、生存者はいないもようという。
航空機の飛行情報によると、事故機は巡航高度から急激に高度が下がり、地面に墜落したとみられる。
墜落現場では山火事が発生したが、最初に現場に到着した消防隊がこれを鎮圧した。
中国の航空各社の安全性は全般的に高く、大規模な航空事故は42人が死亡した2010年8月以来。習近平国家主席は事故原因を早急に解明するよう指示した。中国東方航空は、保有する全てのボーイング737-800型機の飛行を中止した。
中国東方航空は、搭乗者の安否情報を求める人のため緊急電話回線を設置し、「亡くなった乗客・乗員に深い追悼の意を表します」とコメントした。ボーイング社は事故を受けて、情報収集に努めているとコメントした。
地元住民が撮影した映像を中国のソーシャルメディアや国営メディアが取り上げており、地面に散乱した機体の残骸や、墜落現場から炎や煙が上がっている様子が見える。
事故機が垂直に落下する様子だという映像も、ソーシャルメディアで拡散している。
事故機は3分間で高度を数千メートルも急激に下げたもよう。飛行経路を追跡するサイト「フライトレーダー24」によると、事故機は高度2万9100フィートで航行していた事故機は、15秒後に高度が9075フィートまで下がっていた。同サイトで最後に記録されたデータでは、現地時間午後2時22分ごろ、高度は3225フィートだった。
飛行情報を追跡する複数のサイトによると、現地時間午後1時11分に雲南省昆明を離陸した事故機は、約1時間後に梧州市の山間部に墜落した。中国では天候が不安定になりやすい雨季が始まる時期で、現場は曇りがちだったとされているが、事故当時の視界は良好だったという。
中国東方航空機は雲南省昆明(Kunming)から広東省広州市(Guangzhou)へ向かう途中、広西チワン族自治区梧州市(Wuzhou)で墜落した
画像提供, AirTeamImages.com
中国東方航空の墜落機と同型のボーイング737-800型機(資料写真)
「航空機は通常、巡航高度では自動操縦になっているため、何が起きたのか知るのはとても難しい」と、中国の航空専門家リ・シャオジン氏はロイター通信に話した。
中国の航空専門誌「航空知識」のワン・ヤナン編集長は中国紙「環球時報」に対して、「巡航高度で機体が出力を失い、パイロットが機体を制御できなくなった可能性が高い。深刻な機械故障で、機体は否応なく急降下することになる」と話した。
事故機は就航開始から7年近くたっていた。ボーイング737-800は、2018年と2019年に墜落事故が相次いだボーイング737MAXシリーズ以前のモデル。中国はボーイング737MAXの航行を禁止している。








