007映画新作のロイヤル・プレミア 王室とスターが並び華やかに

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007映画新作のロイヤル・プレミア 王子たちとスターが並び華やかに

ジェイムズ・ボンド映画新作「スペクター」の公開を記念するロイヤル・プレミアが26日夜、ロンドンのロイヤル・アルバート・ホールで開かれ、英王室のウィリアム王子夫妻とハリー王子が出席した。

サム・メンデス監督とプロデューサーのバーバラ・ブロッコリ、マイケル・G・ウィルソン両氏が王子たちを出迎えた。

007を演じて10年になるダニエル・クレイグはキャストの中で一番最初にレッドカーペットに登場し、集まったファンに次々とサインをして回った。

クレイグはBBCに対して、ボンド役は「自分の人生を変えた。一瞬一秒を楽しんできた」と話した。自分自身をスクリーン上で観るのは「大嫌い」だが、「ジェイムズ・ボンドを演じるのは大好きだ」とも強調した。

クレイグはさらに前作「スカイフォール」から組んでいるメンデス監督について、「今いる最高の監督のひとり」で「一番最初から作品作りにクリエイティブに関わる」のを楽しんだと話した。

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The Duke and Duchess of Cambridge and Prince Harry met cast members, including actor Daniel Craig

<ビデオ>映画「スペクター」の関係者に挨拶するウィリアム王子夫妻やハリー王子(解説音声なし)

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Image caption レッドカーペットに並んだダニエル・クレイグとモニカ・ベルッチ(右)、レア・セドゥ(26日)
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Image caption ケンブリッジ公妃はサム・メンデス監督と談笑しながら、プレミア会場のロイヤル・アルバート・ホールに入った
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Image caption 前作に続きマニーペニーとして再登場するナオミ・ハリス

プレミアにはほかに、ナオミ・ハリス、クリストフ・ヴァルツ、ベン・ウィショー、レイフ・ファインズ、ローリー・キニア、アンドリュー・スコット、デイブ・バウティスタ、レア・セドゥ、モニカ・ベルッチの俳優陣のほか、映画のスタッフも大勢出席した。

「ボンドガール」のひとりを演じるベルッチは、ボンド映画の「素晴らしい伝統」に参加するのは「とても嬉しい」と言い、「魔法のようです。ジェイムズ・ボンドは実にいろいろなものの象徴なので。ここイギリスだけでなく世界中で」と意義を強調した。

英政府関係者の「デンビー」という新しいキャラクターを演じるアンドリュー・スコットは、007シリーズがこれほど長続きしてきたのは、常に刷新を繰り返してきたからだと指摘。BBCドラマ「シャーロック」で敵役モリアーティ―を演じるスコットはさらに、「今作は政府による監視、政府が僕たちをいかにいつも見張っているかがテーマ。最近のボンド映画には現実を先取りしたテーマがたくさん出てくる」と話した。

英国では一般公開もこの日に始まった。ボンド映画がプレミアと同じ日に一般公開されたのはこれが初めて。

メンデス監督は「ロイヤル・プレミアを開くのと同時に、国中の映画館が満員になっているかと思うと、素晴らしい」と喜んだ。


レッドカーペットから ティム・マスターズ芸能編集委員

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Image caption クレイグは大勢のファンと記念撮影を繰り返した

レッドカーペットは見渡す限り、ロイヤル・アルバート・ホールの周りをぐるりと取り囲んで、さらに視界の外にまで伸びていった。登場したダニエル・クレイグは「こんなに来てくれて、本当に素晴らしい」と喜んだ。

集まった多くのファンの中には、24日から待っていたという人たちもいた。ダニエル・クレイグと写真を撮りたい一心で。クレイグはその期待に見事に応えた。

有名なドーム天井の会場に数千の招待客が吸い込まれていく間、巨大なスピーカーは歴代ボンド映画のテーマ曲を大音量で流し続け、巨大スクリーンには「スペクター」のクリップが次々と登場した。

レッドカーペットを歩いた招待客の中には、歌手シャーリー・バッシーに女優ジョーン・コリンズ、俳優マーティン・フリーマン、歌手Will.i.am、元ボンドガールのマリアム・ダボたちの顔があった。

英国内各地の映画館で観客が上映開始を待ちわびる間、会場前でのイベントは2時間にわたりインターネットなどで全世界に生中継された。

007のワールド・プレミアは他の追随を許さない一級品だ。


「スペクター」は正式なボンド映画シリーズの24作目で、ボンドはクリストフ・ヴァルツ演じるフランツ・オーベルハウザーが率いる犯罪シンジケートと戦う。

ロイヤル・アルバート・ホールで王室が関わる映画上映イベント「ロイヤル・フィルム・パフォーマンス」が始まったのは1946年で、ボンド映画が選ばれるのは「ダイ・アナザー・デイ」(2002年)と「スカイフォール」(2012年)に続き3回目。

21日に行われたマスコミ試写会の評価は上々で、5つ星をつけた批評家もいる。

ボンド役を続けるのかどうかが取りざたされているクレイグはその際、BBCの取材に対して、今後のことはまだ何も決めていないと答えている。

クレイグは「タイム・アウト」誌に対して、5作目のボンド映画に出るくらいなら「手首を切ったほうがましだ」と発言していたが、BBCのリゾ・ムジンバ記者には「自分はかなり言いたいことを言う方で、その場で思った通りのことを言うけれども、その後に気が変わったりする。ほかのみんなと一緒だ」と説明した。

ロイヤル・プレミアのレッドカーペットでバーバラ・ブロッコリ・プロデューサーは、「なんとしても続けてもらうつもり」と言明していた。

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Image caption ハリー王子とケンブリッジ公爵夫妻がプレミア会場に到着
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Image caption サム・スミスによる主題歌「Writing's on the Wall」は英チャート1位に
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Image caption ロイヤル・アルバート・ホール前のプレミア会場でレッドカーペットに立つモニカ・ベルッチ(中央)

「スペクター」は英南部パインウッド・スタジオのほか、ロンドン、メキシコシティ、ローマ、モロッコのタンジェとエルフードで撮影が行われた。

影の組織「SPECTRE」は「カウンター・インテリジェンス・テロ・復讐・強要のための特別機関」の略称で、ショーン・コネリー主演の「ダイアモンドは永遠に」(1971年)を最後に映画には登場していない。

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