結婚写真をギャングと撮影 フェイスブックで人気に

オークさん夫妻の結婚写真 Image copyright Rebecca Inns Photography
Image caption オークさん夫妻の結婚写真

ニュージーランドのカップルが、麻薬や組織犯罪との関連も指摘される集団「ブラック・パワー」の若者たちと撮影した結婚写真がフェイスブックで話題になっている。

サラ・オークさんと夫のマシューさんが、ニュージーランド北島にあるエグモント国立公園の峡谷ルーシーズ・ガリーを訪れ、結婚写真を撮影しようとしたところ、ブラック・パワーのメンバーたちに遭遇したという。

ブラック・パワーは、ニュージーランドの先住民マオリ族やポリネシア系住民を中心に1970年代に結成された集団で、一部のメンバーが麻薬密売や組織犯罪と関与していると言われる。

ブラック・パワーのメンバーたちは、マオリ族が先祖に敬意を表す「ヒコイ」と呼ばれる山歩きのため公園を訪れていた。

メンバーたちは、夫妻の求めに応じて撮影に加わり、敬礼までしてくれたという。

撮影した写真家レベッカ・インズさんがカップルの許可を得て、フェイスブックに写真を掲載したところ、「いいね!」を含む約5000の反応があり、「シェア(共有)する」も600近くあった。一部のユーザーは人種的なステレオタイプや壁を打ち崩す助けになると称賛している。

インズさんは、「雨が上がったすぐ後、良い天気のなかで写真撮影を楽しんでいました」と当時の状況を説明する。「戻ろうとすると、駐車場はいっぱいで、『ヒコリ』のために公園に来ている人たちがたくさんいたんです。結婚写真に加わってくれないかと頼むと、とても快く応じてくれました。それでこれが撮影できたんです」。

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Image caption 背中のタトゥーを見せるブラック・パワーのメンバー(ニュージーランドで行われたデモで)

インズさんは、フェイスブックでこれほどまでに反響があるとは「全く予想していなかった」と話す。「写真を撮った時には、バイラル(インターネット上で爆発的な人気を集める)になるとは、絶対に考えもしなかった。だけど、2人の特別な日に、こんなユニークな瞬間をとらえることができたのは誇らしい」。

インズさんによると、ブラック・パワーのメンバーたちは「非常に礼儀正しかった」という。「皆、2人を祝福して、とても優しかった。花嫁がとてもきれいだと言っていた」。


ニュージーランドのギャング

・40以上のストリートギャングが存在。

・有力ギャングとして、ブラック・パワーのほか、モングレル・モブやトライブズメンが知られる。

・1950~60年代の都市部への人口流入で存在が知られるようになった。


ヘザー・チェン記者

(英語記事 Black Power wedding photo goes viral in New Zealand

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