【写真で見る】天皇陛下のお言葉を見守る日本人

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8日午後、都内の家電量販店で。
8日午後3時、日本社会がしばし静止した。天皇陛下が「天皇もまた高齢となった場合どのようなあり方が好ましいか」を長年考えてきたと語るビデオメッセージが公表され、各地の様々な画面に多くの国民が釘付けとなったからだ。
82歳になる天皇陛下は、「既に80を越え、幸いに健康であるとは申せ、次第に進む身体の衰えを考慮する時、これまでのように、全身全霊をもって象徴の務めを果たしていくことが、難しくなるのではないかと案じています」と懸念を示した。
「譲位」や「生前退位」という直接的な表現こそ使わなかったが、天皇としての公務を他の皇族に託したいという気持ちを強く示唆した。
世論調査では多くの日本人が、天皇陛下のお気持ちに共感しているという結果が出ている。
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国内各地の大型スクリーンに映し出された天皇陛下のお言葉に多くの人が聞き入った。
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皇居に向かって頭を下げる男性。
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皇居の近くで、携帯端末を使い天皇陛下のお言葉を見る若者たち。
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共同通信の世論調査では、9割近くが天皇陛下の公務が多すぎると答えた。写真は、新宿アルタのスクリーンを見上げる人たち。
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共同通信調査によると、天皇生前退位の可能性を法制化することに85%が賛成した。
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もし譲位が可能となれば、1817年に第119代の光格天皇が譲位して以来のこととなる。