【ロイヤル・ウェディング】 見ないで過ごす10の方法

アレックス・レーガン、BBCニュース

A photoshopped composite showing a smiling Harry and Meghan, overlaid with a "hide post - see less like this" mock-up in a style similar to Facebook Image copyright Getty Images

5月19日に英国や米国の一部の人は、ハリー王子とメガン・マークルさんの結婚式をテレビで見たり、各地の道路で開かれるストリートパーティーの準備に余念がなかったり、国旗のユニオンジャックをマントのように羽織ったり、天気を気にし続けたりして過ごす。しかし、誰もがそうだとは限らない。人ごみや騒ぎや旗の飾りは大嫌いだとか、派手で仰々しい儀式は勘弁して欲しいなど、ロイヤル・ウェディングにつきもののあれやこれやを避けたい人もいる。

後者の人には、この日の過ごし方をいくつか提案したい。

1.FA杯決勝戦を観る

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ずっとテレビの前にはいたいけれども、ロイヤル・ウェディングを観るのはごめんだという人は、サッカーのFA杯が最高の代替案だ。スポーツ・ファンにはチェルシーとマンUの雪辱戦をお勧めしたい。

ただし、試合のキックオフは午後5時15分(日本時間20日午前1時15分)。ロイヤル・ウェディングは正午(日本時間19日午後8時)に始まるので、サッカーだけで完全に避けるのは難しい。

ロイヤル・ウェディングのせいで、ケンブリッジ公爵ウィリアム王子の日程も大変なことになった。新郎の兄は英サッカー協会(FA)の会長で、会長は通常、FA杯を優勝チームに手渡すものだ。しかし会長は今年は、ウェンブリー競技場ではなく弟の結婚式を選んだ。

スコットランドのサッカーを観たい人には、セルティックとマザーウェルの決勝戦が午後3時に始まる。

2.地下にもぐる

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Image caption 英南部チェダー村の洞窟にもぐればソーシャルメディアも避けられる

ロイヤル・ウェディングの日にどこへ行こうと、結婚式のニュースは次々と携帯電話に流れこんでくる。あなたの友人たちのせいで。フェイスブックやツイッターやインスタグラムに、次々と。なんでそれを避けるには、たとえば地下にもぐるという手もある。文字通り。

英南西部サマセットにあるチェダー・ゴージの洞窟の周りは、通信用の電波が届かない。ゆえに、ハリー王子とメガンさんに関する投稿を一切避けたい人にはぴったりだ。おまけに、家族全体が楽しめて勉強にもなる目的地だ。

サマセットまで行くのが難しければ、北ヨークシャーのホワイト・スカー洞窟もお勧めできる。

米国にいる人は、ケンタッキー州マンモス洞窟がいい。600キロ以上の通路があり、電波はまったく届かない。

3.映画館へ

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地下洞窟をさまよいたくても手頃なのがない人は、映画館が一番いいかもしれない。

暗い空間に2時間。そこにいる誰も、ウィンザー城で進行している出来事を追いかけていないはずだ。

英国と米国では今週末、人気のマーベル映画「デッドプール2」や、イアン・マキューアン原作の人間ドラマ「On Chesil Beach」(原作邦題「初夜」)などが公開される。

4.バスケットボール観戦

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米ドラマで人気の女優メガン・マークルさんが、英王室のハリー王子と結婚するとあって、米国人の関心も高まっている。主要ネットワークの報道ぶりは、英国での報道よりも大掛かりで、それだけに関心のない米国人がロイヤル・ウェディングを避けるのは実に大変だ。

米国では幸いにして、バスケットボールがある。NBAイースタン・カンファレンスのプレイオフでは、ボストン・セルティックスとクリーブランド・キャバリアーズが対戦している。

このカードではセルティックスが2勝0敗とリードしているが、キャブスは過去3年連続でNBAファイナルに進出している。それに、キャブスには大スター選手のレブロン・ジェイムズがいるのだ。

セルティックス対キャブスの3回戦は米東部時間午後8時半(日本時間20日午前9時半)に始まる。

5.寝坊する

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ロイヤル・ウェディング報道を避けたければ、布団をかぶって寝過ごすのもいい。

米国の人たちにとっては、これほど簡単な方法もない。式典は、東部時間の午前7時に始まるので。しかし英国でこの「寝坊方式」をとりたい人は、アイマスクを用意するといいかもしれない。開始時間は正午なので。

6.王室コメディを観る

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Image caption 英チャンネル4は、ロイヤル・ウェディングをネタにしたコメディを放送する

王室の結婚のことなど考えようものなら、頭に血が上るという人は、王室の結婚をネタにしたコメディの全国放送に、ホッとするかもしれない。

英チャンネル4のコメディ「ウィンザー家」は、王室を題材にしたパロディドラマで、ハリー王子とメガンさんの結婚記念スペシャルを放送する。

すでに15日放送済みだが、19日にも再放送される。

7.ボクシングを楽しむ

幸福な結婚生活にあまり興味がない人は、男同士の殴り合いを観るのもいいかもしれない。「バーリーの暗殺者」ことリー・セルビーが、 IBF世界フェザー級タイトル防衛戦で、ジョシュ・ウォリントンに対戦する。

注目の一戦は北部リーズで19日夜に行われる。

8.王室反対集会に行く

自分だけでなく、王室の結婚と何のかかわりも持ちたくない仲間と一緒に過ごしたいなら、王室廃止派団体「リパブリック」が、国際大会を予定している。議題は、欧州における共和主義運動の未来についてだ。

ロンドンでの共和主義大会には、スコットランド国民党のトミー・シェパード下院議員や労働党のエマ・デント・コード下院議員のほか、デンマーク、オランダ、ノルウェー、スペイン、スウェーデンなどからの参加者が登壇する。

9.BBCのサイモン・マコーイを観る

王室行事の生中継の最中には、何時間ものあいだ大事なことは何も起きないということもあり得る。

BBCニュースのベテラン・アナウンサー、サイモン・マコーイは王室関係の中継が高く評価されている。愛国心が盛り上がりまくる人が大勢出るなかで、マコーイ・アナウンサーは英王室が昨年10月に、ウィリアム王子夫妻の第3子が春に誕生予定と発表した際、「妊娠の発表がすでに9月にあり、妊娠2、3カ月とすでに分かっていたわけですから、これはいったいどこまでニュースなんでしょうかね」と淡々とコメントした。

10.どこもガラガラで行列無用なのを利用する

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ロイヤル・ウェディングに歯ぎしりする人もいるだろうが、利点もある。大勢がテレビの周りに集まり、ぬるいフィンガーフードを喜んで食べている間、どこにも行列がないのを活用すればいいのだ。

地元のガーデンセンターで鉢植えを買うにしろ、スーパーで大量の買い物をするにしろ、あるいはホームセンターで間違って買っていまった移植ごてを返品するにしろ、今日のあなたはやりたい放題だ。

(英語記事 Royal wedding 2018: Ten different ways to spend the day

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