【写真で見る】ベネズエラを襲うハイパーインフレ 通貨切り下げ前の食材と値段

南米ベネズエラで21日、急激なインフレを抑えるための新通貨「ボリバル・ソベラノ」の導入が始まった。国際通貨基金(IMF)は、今年の同国のインフレ率が100万%になると推測している。

旧通貨ボリバルは深刻な経済低迷によってほとんど無価値になっていた。ロイター通信のカメラマン、カルロス・ガルシア・ロウリンズ氏はベネズエラを襲っていたハイパーインフレーションの実態を示すため、日用品や日々の食材と、それらの値段分の紙幣の写真を撮った。

ベネズエラの首都カラカスでは、2.4キログラムの鶏肉が1460万ボリバル(約250円)で売られていた。

16日の時点では、トイレットペーパー1つが260万ボリバルだった。

ニンジンは約10本で300万ボリバル。

通貨単位を10万分の1に切り下げた今回のデノミネーション(デノミ)を前に、ベネズエラ国民は混乱や銀行システムへの過剰な負荷で商業がまひすることを恐れて食料を買い貯めていた。

1キロのコメは250万ボリバルだった。

7月時点で、インフレ率は8万2700%だった。

西部マラカイボのスーパーでロイター通信の取材に応じた事務職のアリシア・ラミレスさん(38)は「野菜を買いに来たが、長い列を待てずに出てきた」と話した。

「みんなおかしくなっている」

生理用品を1パック買うのには350万ボリバルかかった。

トマトを1キロ買うなら500万ボリバルだ。

新通貨が導入された21日は公休日となった。この日はインターネット・バンキングの運営が数時間に渡って停止され、切り下げられた新しい紙幣がお披露目された。

1キロ750万ボリバルのチーズもあった。

おむつは1パック、800万ボリバル。

肉は1キログラム当たり950万ボリバルだった。