新型コロナウイルス、症状は? 防ぐには?

Coronavirus tips

新型コロナウイルスは3月17日現在、150カ国以上に広がり、18万人以上の感染が確認された。7000人以上が死亡したものの、その一方で8万人近くが回復しているという。

そこであらためて、このウイルスへの感染によって発症する「COVID-19」とはどういう病気で、自分や周りの人を守るにはどうすればいいのかを説明する。

感染症の症状は?

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1分で解説 新型コロナウイルスについて知っておくべきこと

新型コロナウイルスによる感染症「COVID-19」は呼吸器系の病気で、発症するとまず発熱から始まり、乾いた空ぜきが続く。1週間もすると、息切れをするようになり、一部の患者は入院が必要になる。

とはいえ、発熱や咳(せき)などの症状があるからといって、それがCOVID-19だとは限らない。風邪やインフルエンザでも同じような症状が出るからだ。

さらに重症になると、新型コロナウイルスは肺炎や重症急性呼吸器症候群、多臓器不全などにつながり、場合によっては死に至ることもある。

高齢者のほか、基礎疾患(ぜんそく、糖尿病、心臓病など)のある人たちは、感染後の症状が重くなりがちだ。

世界保健機関(WHO)によると、感染から発症までの潜伏期間は最大14日間だという。しかし、最長24日の可能性も一部の研究者から指摘されている。

どうやって防いだらいいのか

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病原体はどうやって体内に……正しく手を洗うには

頻繁に、そしてしっかりと手を洗うこと。それが不可欠だと、各国の保健当局は力説する。

今のところ、新型コロナウイルスがどうやって伝染するのか、まだ正確には分かっていない。しかし、類似のウイルスは飛沫(ひまつ)によって伝染する。飛沫とはたとえば、感染者が咳やくしゃみをした時に空中に飛散するものだ。

そのため、咳やくしゃみをする時はティッシュで受け止めてそのティッシュを捨てる、洗っていない手で顔に触らない、感染した人に接近して接触しない――などの予防策が重要だ。

さらに、医療の専門家によると、フェイスマスクは新型コロナウイルスの予防策としては効果的ではない。

感染しても回復する? 致死率は?

感染者5万6000人を対象にしたWHOの疫学調査によると、感染した5人に4人は軽症で済む。調査によると、症状の割合は次の通り――。

  • 80%が軽症
  • 14%が重症
  • 6%が重体

致死率については、1~2%ではないかと言われているが、確かな数字はまだ定まっていない。

数万人がまだ治療中で、その中から死亡する人も出るかもしれない。そのため、致死率はさらに高くなる可能性がある。その一方で、軽症のまま報告されず、確認されないままの感染者も多いと思われるだけに、致死率はもっと低い可能性もある。

つまりどういうことかというと、たとえばインフルエンザと比べてみる。世界で毎年、インフルエンザに感染するのは約10億人。そのうち死亡するのは29万人から65万人だ。どれだけ重い症状が出るかは、毎年変わる。

新型コロナウイルスの治療は現在、基本的な対応に頼っている。患者自身の免疫機能がウイルスを退治できるまで、呼吸を助けるなど患者の身体機能を維持するのが、治療の基本だ。

その一方で、ワクチンの開発作業も進んでおり、年内には治験が開始できるようになると期待されている。

医療機関は効果を期待して、抗ウイルス薬も試している。

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(英語記事 Coronavirus symptoms: What are they and how do I protect myself?

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