暗殺された元ロシア・スパイの妻、ロシア・スパイの英国追放求める
暗殺された元ロシア・スパイの妻、ロシア・スパイの英国追放求める
2006年にロンドンで起きたロシアの元情報将校アレクサンドル・リトビネンコ氏の毒殺事件をめぐり、英公開調査委員会が21日に発表した報告書について、妻マリナさんは調査委の公聴会が開かれたロンドン高等法院前で声明を読み上げた。
プーチン大統領が「おそらく」暗殺を直接承認したという報告書の結論について、マリナさんは夫の「サーシャ」(アレクサンドルの愛称)が「死の床で口にした言葉が証明され」、「とても嬉しい」と語った。
その上でマリナさんは、ロンドンで活動するロシア情報機関の工作員全員の国外追放と、プーチン大統領らの渡航禁止などの制裁措置を英政府に求めた。