「私の親愛なるテレーザ」 ヨハネ・パウロ2世の想いと苦悩
「私の親愛なるテレーザ」 ヨハネ・パウロ2世の想いと苦悩
世界中で多くの人から愛されながら、ローマ法王という地上で最も孤独な仕事のひとつに就いていた故ヨハネ・パウロ2世が、アメリカに住む既婚女性と長年にわたり心通わせていたことが、BBCが閲覧した数多くの手紙から明らかになった。
当時は大司教だった後のヨハネ・パウロ2世が、お互いの強い想いをキリスト教の文脈に位置づけようと苦悩する様子が読み取れる。
キャロリン・ワイアットが報告する。
ローマ法王の女性への書簡 「強い関係」示す
2005年に死去したローマ法王ヨハネ・パウロ2世がポーランド系米国人で哲学者のアンナ=テレーザ・ティミエニエツカ氏に送った数百もの書簡や写真をBBCが閲覧し、2人が親密な関係にあったことが明らかになった。